木下ほうか、名車「ベレG」のレストアに挑む クモの巣張っていたボロッボロな旧車、エンジンをかけると……(1/2 ページ)
ぱっと見は動く気配なしですが……!!
俳優の木下ほうかさんが7月13日、自身のYouTubeチャンネル「ほうか道」を更新。いすゞ自動車「ベレット 1800GT」を入手し、レストアに挑む様子を披露しました。
ほうかさんがレストア企画のために探し出してきたのは1970年式の「ベレット 1800GT」。「ベレG」の愛称で親しまれ、ユーミンやクレイジーケンバンドの歌でもおなじみ、今なおファンが多い名車・ベレット GTシリーズの1つです。
そのデザインは今見てもハッとする、現代のクルマにはない格好良さがあります。しかしこれまで長らく放置されていたというこの個体は、自慢だった当時の薄いブルーのボディーはところどころ塗装が剥げ落ち、パーツは取れ、サビも目立つ、一般人からすると「うわぁ……」となるボロッボロな状態。
もっとも、車内やトランクにパーツ類がそのまま残されているのはレストア作業にいろいろはかどりそうで「前のオーナーが掛けていた愛情度」もそれとなく伺い知れます。でもやはり……難易度はかなり高そう。大丈夫でしょうか……。
一通り車両を確認して「今日の目標は、エンジンをかけること」とほうかさん。残っていたエンジンオイルは真っ黒、ボンネットを開けると土汚れ、枝や葉っぱだけでなく、虫の巣まで張り付いていましたが、楽しそうに作業を進めます。
オイルを入れ替えて、冷却水を注入。取り出してきたトラック用バッテリーを別につないでキーを回すとメーターのランプが点灯。おぉ電装系は生きている! クラクションは鳴り、ヘッドライトも点灯。「見てください」と弱いバッテリーでもへこへこ動いたワイパーを見て、これなら期待できるぞとうれしそうです。
充電したバッテリーにつなぎ替えていざ。セルをクイッ「グォォン」。「おぉぉ~!! かかった!」と歓声が上がります。エンジンもちゃんと生きていました。
「アイドリングもしちゃうなんて!!」。単にムリヤリかけるのだけでなくアイドリングして安定するレベルの予想外ないい調子に、マフラーからの匂いをクンクン嗅いで大満足。これ、ほうかさんが愛車の調子を確認する手段(関連記事)ですが、ある意味、大切なクルマやバイクへの愛情表現の1つなんでしょうね(笑)。
目標のエンジン始動が実現して「がぜんやる気でましたね」とほうかさん。ベレット 1800GTが無事復活し、再び公道を走る姿を見るのも今から楽しみです。
ファンからも「イロイロ進行楽しみです」「いけそうですね!!」「エンジン始動、おめでとうございます!」などのコメントが多く寄せられていました。
(カナブンさん)
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