“面倒な手続き”が娯楽になった未来の漫画が興味深い 客「手書き? 捺印? 現金払い!? 不便でおもしれー!」(1/2 ページ)
確かに2050年にはどれもなくなってそう。
「2050年にあったらやってみたい仕事」を描いた漫画が、とても興味深い内容となっています。さまざまな手続きが便利になっていく現代、いずれは過去の不便さそのものがアミューズメントになっていく……?
携帯電話の機種変更のため、店舗に訪れた1人の男性。受付の女性から名前、住所、電話番号を記入するよう申込書を渡され、手書きであることに動揺している様です。さらに番号札を渡され、しばらく待たないといけないと聞きさらに驚いてしまいました。
ようやく自分の番が来たので生体認証で身分証明をしようと思ったら未対応で、身分証の提示を求められてしまいます。最後は印鑑が必要といわれ、持ってきていないため家で押印後再度来店が必要に。さらにその後審査に2週間かかるといわれ、とうとう「不便過ぎる!」と叫んでしましました。
と、その瞬間、目の前にあった店のカウンターは消滅。実はこれらのやりとりはVR空間で、あらゆる手続きが効率化された2050年の世界で遅延、売り切れ、待ち時間、署名、押印などの“不便さ”を体験するためのアミューズメント施設だったのです。
施設で楽しんだ男性が支払いをして帰ろうとスマートフォンをかざすと、今回から現金での支払いを求められてしまいます。どういうことかと思ったら、「常連だけのサービス」とのこと。男性は、「はっはーッ! すっげー不便!」と楽しそうに銀行へお金を下ろしにくのでした。
この漫画を公開したのは、いぬパパさん(@inupapa1979)。働いた経験から描いたエピソードを募集するコンテスト「仕事探しはスタンバイ」応募作品です。
作品提供:いぬパパさん(@inupapa1979)
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