3歳娘「カレーが食べたい」にこたえて作ったのに…… あまのじゃくな娘に“大人になること”を学ぶ漫画が考えさせられる
正解って、あるのでしょうか。
3歳の娘のあまのじゃくな態度への対応を描いた漫画がInstagramに投稿されています。漫画には、育児中の親から多くのコメントが届いています。
作者のわさび(@wasabi_2910)さんは、3歳の女の子いとちゃんと2歳の男の子うりくんを育児中のママ。Instagramで育児漫画を公開しています。
今回ご紹介するのは、長女のいとちゃんの態度に翻弄(ほんろう)されて、自分の振る舞いを振り返る……というお話です。
ある日、いとちゃんはわさびさんに「ママ 今日カレーがいい」とリクエスト。わさびさんはそれに応えてカレーを作りますが、いとちゃんは「いらない。マズイから」とズシリと胸に刺さる発言をし、結局1口もカレーを食べてくれませんでした。
まだ3歳と小さいいとちゃん。何でも許してくれる、甘えられる存在であるお母さんに、ついあまのじゃくな態度をとってしまったのかもしれません。
わさびさんはご飯を「まずい」と言ったことについては、いけないことだとしっかりと叱ったそうです。その上で、いとちゃんが本気でまずいと思っているわけじゃないと理解しつつも「せっかく作ったのに。食べてもないのにマズイって何?」と落ち込んでしまいます。
何を作っても食が細く、あまり食べないといういとちゃんに、イライラしつつも「落ち着け、私。いつものことだ」と言い聞かせ、グッとスプーンを握りしめるわさびさん。そして、感情を押し殺し冷たい声で「じゃあ食べなくていい」といとちゃんに言い放ってしまいます。
そんなママを無言で見つめるいとちゃん。テーブルにつき、カレーをパクパクと食べ始めました。そして「みて! いっぱい食べたよ!」「ママ、いとちゃんが食べてくれるとうれしい?」と無邪気な笑顔で問いかけてきたのです。
いとちゃんのいじらしい振る舞いにハッとするわさびさん。「大人げなくてごめんね」と心の中でいとちゃんに謝ります。そしてキレイに空っぽになったお皿を見つめながら「きっとこうやって何度か反省して その度に子どもに答を教えてもらって」「そうしてやっと大人になるんだ、私は」と未来に思いをはせた言葉で漫画を締めくくっています。
この漫画には「母だって人間、辛いしイライラしちゃいますよね」「アンガーコントロールできていて、本当に偉いです」「お母さんだって悲しい気持ちになるって気付くのは悪い事ではないと思います」など、わさびさんを思いやるコメントや励ましなど、さまざまな声が寄せられています。
本心ではないと分かっていても、子どもの言動や態度に振り回されてしまうことも多いもの。そんなとき、大人として親としてどんな風に対応すればいいのか、自分がわさびさんだったらどうするか……。子どもにどう向き合うべきかを考えさせられる漫画でした。
わさびさんはInstagramで、2人の子どもとの日常を描いた育児漫画や、チンチラの茂吉くんを描いた漫画を公開中です。
画像提供:わさび(@wasabi_2910)さん
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