保護したカラスと日光浴に行ったけど……　「パパから離れたくないよ」とすぐ戻ってくるハシボソガラスさん

　保護されたカラスが日光浴に出掛ける動画がYouTubeチャンネル「ようこそカラスのリキ」で公開されています。降り立った地面で日光浴を始めるのかと思いきや、すぐ人の頭や腕に戻ってきてしまう、人懐っこいカラスさんです。

　ハシボソガラスの「リキ」くん。まだ巣立ち前のヒナだった約1年前、電柱の巣から落ちてしまい、助けようとした親鳥も車に轢かれてしまいました。その後傷病救護され、今のお家にやってきました。

　今回は初めての場所でのお散歩。周囲に人がいない広々としたところで少しの間自由に歩き回りますが、知らない場所で心細いのか、すぐにパパさんのもとに飛んで戻ってきます。

　木が怖いのか、少し警戒したような表情を見せますが、パパさんがそばにいれば大丈夫なようです。砂山では誇らしげにパパさんから離れてウロウロすると、口を開けたままちょっぴり間抜けなお顔で日光浴を楽しみました。が、それもわずかな時間で終了。

　結局パパさんの頭の上に戻ってきたリキくん、やっぱり一緒に日光浴がしたい様子がかわいいですね。

　自然に慣れてもらうため色々チャレンジ中のリキくんですが、発育障害や脚の持病もあるため現在はまだ放鳥には至っていません。リキくんのYouTubeチャンネルおよびSNS（Twitter／Instagram）では、そんな保護カラスの成長記録を公開しており、収益は飼育費用のほか、鳥の保護ボランティアをしている方々への寄付に充てるとしています。

　なお、投稿者は「野鳥のペット飼育を助長する様な意図は一切ありません。安易なヒナの連れ帰りは親鳥からすれば誘拐になります」と注意を呼びかけています。

画像提供：YouTubeチャンネル「ようこそカラスのリキ」さん

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