「発色は乗算で不透明度30%って感じかな~」 デザイン界隈の人が化粧品を語るときの表現に「めっちゃ伝わるw」の声(1/2 ページ)
不透明度がいじれたらメイクも楽そう!
デジタル環境で絵を描く人や、デザイン系のソフトに親しんでいる人が化粧品を語る時の表現方法を描いたイラストがTwitterに投稿され、同じ属性の人々から共感の声が集まっています。
投稿者はイラストレーターのよぴんこ(@yopinco_)さん。イラストに描かれているのは、リップカラーを誰かにすすめている女性です。女性いわく、「このリップ、普段づかいにすごい良くて~」「発色は乗算で不透明度30%って感じかな~」とのこと。
このセリフを見ても、恐らく「なんのこっちゃ……」と思う人も多いことでしょう。実は、これは絵描きさん、特にデジタル環境で絵を描く人にはとてもわかりやすい表現なのです。
デジタルイラストには”レイヤー”という概念があり、たくさんの透明な下敷きにパーツを描いて、それを重ねていくようなイメージでイラストを描いていきます。
乗算は下のレイヤーの色に上のレイヤーの色を掛け合わせる手法で、影を付ける時によく使われます。不透明度はレイヤーを透けさせる加減のことで、100%は普通、50%はうっすらと透けている、0%は透けて何もない状態になるのです。
この事から考えると、乗算で不透明度30%=もともとの唇の色の上に、リップの色がうっすらと乗るようなイメージ……ということがわかります。
化粧品の色合いや、人によっても異なる発色を説明するのは難しく、色は何かに例えたり、発色は良い悪いと表現したりする人が多いのではないでしょうか。
「リップティントは唇染めるから『乗算』…あと一見ナチュラルな色に見えても『通常・不透明度100%』とかだと塗ってます感出すぎたり…CMYK値もわかると助かりますよね…」というよぴんこさん。
この投稿には「あぁ、なんでだろう…普通の説明よりめっちゃ伝わるw」「化粧品が一ミリもわからない自分でも想像がつきますね」といった感想が集まっています。今後、化粧品について説明する時の表現方法に困ったら、乗算や不透明度の概念を活用してみるのも良いかも……? しれませんね。
よぴんこさんはイラストレーターで、Twitter(@yopinco_)にはイラストやAdobe Illustratorのちょっとしたコツなどを投稿しています。
画像提供:よぴんこ@イラストレーター(@yopinco_)さん
(三日月 影狼)
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