「俺はそろそろずらかるぜ。あばよ」　次元役勇退の小林清志「90歳までやっていたかった」と無念も、後任の大塚明夫へエール（1/2 ページ）

　声優の小林清志さんがアニメ「ルパン三世」シリーズの次元大介役から勇退。後任のキャストが大塚明夫さんだと9月7日に発表され、PV第2弾が公開されました。

　「ルパン三世」シリーズは初アニメ化から50周年の記念すべき節目を迎え、10月9日よりテレビアニメ最新作「ルパン三世 PART6」を放送します。今回のシリーズから、1971年のアニメシリーズ開始から唯一、初代キャストとして約50年間、次元大介に命を吹き込み続けてきた小林さんが勇退すると発表されました。

　現在88歳の小林さんは「ルパンは俺にとって一生ものの仕事」「我儘を言えば90歳までやっていたかった」と作品への愛着と無念をコメント。今回、役を退くと決めた理由について「映像とのギャップ」に言及しています。近年の作品を目にした視聴者から「次元は歳をとった 聞きづらい」といった意見があることに触れ、「当たり前だ」と開き直りつつ「これからはそう言われることを気にしないですむ。ほっとしている」と本音を伝えました。

　後任の大塚さんは「清志さんの想い、たしかに掴んで離さないよう精進します」とコメント。「清志さんが50年をかけて生命を吹き込んだ次元大介は、もはや清志さんそのもの」「次元大介から清志さんじゃない声が聞こえてきたらイヤ」と確かなリスペクトを強調しながら、そんな自分すら納得させる次元を作り上げたいとの決意を表明しました。