BoA、亡き兄の最期の言葉を明かす　がんのため39歳で死去、生前最後の投稿では「希望を信じてみよう」

　韓国人歌手のBoAさんが9月7日、Instagramを更新。5日に死去した兄で映像監督のクォン・スヌクさんへ宛てたメッセージをつづっています。

　BoAさんは生前の兄と撮影した動画や、ありし日のスヌクさんを写した写真を投稿。5つ年上のスヌクさんは、兄であると同時に親友のような存在だったとのことで「スヌクオッパ（お兄ちゃん）」「私の兄として生まれてくれてありがとう」と、天の兄へ向けて感謝の気持ちを伝えています。

　またBoAさんはスヌクさんと生前最後に交わした会話で「愛しているよ」と伝えられたと告白し、「最期に温かい言葉を遺してくれてありがとう」と一緒に過ごした時間を振り返っています。広告やミュージックビデオ、ドラマの演出や監督として活動した兄へ、「クォン監督、愛しているよ」と呼びかけました。

　クォンさんは5月、腹膜にできたがんが転移してステージ4となり、余命2、3カ月との宣告を受けたと公表。まだ39歳と若いためか進行が早く「若年性のがんだから、あっという間に全身へ広がってしまった」と驚きや、「なぜ自分が」というやりきれない思いを明かしていました。生前最後の更新となった9日後の投稿では、やつれた素顔を公開し肺炎も経験したと明かしながらも「希望を信じてみよう」「もう6回も危篤で家族が呼び出されたのに私は生きているのだから、医師の余命宣告は信じていない」と前向きに病気と闘う意思を示していました（関連記事）。

　BoAさんのもとへ、歌手仲間のクリスタル・ケイさんは「シスター、心からお悔やみ申し上げます」とコメント。この他にも大勢のファンから「クォン・スヌクさんの成し遂げた仕事はいつまでも世に残ります。すばらしいお兄さんでしたね」「あなたのお兄さんとご家族のために祈ります」「いまは無理をしないで」と気遣うメッセージが寄せられていました。