ニュース

すぎやまこういちさん、90歳で死去 堀井雄二、鳥山明ら「ドラクエ」制作チームも哀悼「皆さんの心の中に、先生は生き続けるはず」(1/2 ページ)

ドラクエシリーズだけでも500曲以上を手掛けました。

advertisement

 人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズなどの楽曲で知られる、作曲家のすぎやまこういちさんが9月30日、敗血症性ショックのため亡くなりました。90歳でした。


すぎやまこういちさん(画像はドラクエ・パラダイスから)

 ドラゴンクエストシリーズの公式サイトで発表されたもの。「ドラゴンクエスト」チームは、「これからも共にご制作いただきたく思っておりましたので、誠に残念でなりませんが、『ドラゴンクエスト』の音楽は永遠に皆様の記憶の中にあり、『ドラゴンクエスト』のゲームの世界でいつまでも生き続けてまいります」「すぎやまこういち氏の生前のご功績に対する心からの敬意と感謝とともに、謹んで哀悼の意を表します」と言葉を寄せました。なお、「制作中の『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』の作曲が最後のお仕事となりました」と伝えています。

 すぎやまさんは1931年、東京都生まれ。高校在学中から作品を書き始め、東京大学卒業後に文化放送を経てフジテレビに入社。作曲家としても活動をスタートさせ、「亜麻色の髪の乙女」「恋のフーガ」などのヒット曲、東京・中山競馬場の発走のファンファーレ、そして「ドラゴンクエスト」シリーズの楽曲(500曲以上)など、多くの名曲を世に送り出しました。

advertisement

 すぎやまさんの訃報を受け、ともに「ドラゴンクエスト」シリーズを作り上げてきた堀井雄二さんは、「あまりに突然な訃報を聞き本当に残念でなりません」「これからもドラクエは、先生の音楽とともにあります。ユーザーの皆さんの心の中に、先生は生き続けるはずです」とコメント。また、同シリーズのキャラクターデザインを務めている漫画家の鳥山明さんも「ドラゴンクエストのイメージは、当時からゲームが大好きでいらした、すぎやま先生の素晴らしく印象的な数々の名曲によって決定付けられた。と言っても過言ではありません」「長くご一緒に仕事をさせていただいて本当に光栄でした!」としのびました。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】