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DMM亀山会長、cakesの“転売容認”記事について謝罪 「配慮に欠けた発言をしてしまった」(1/2 ページ)

「DMMの会長」がトレンドワードに上がるほどの事態となっていました。

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 DMMの亀山敬司会長兼CEOが10月11日、Webメディア「cakes」に掲載され物議を醸した記事(現在は削除済み)について「この度はクリエイターの皆様、コミックマーケット準備会の方々をはじめ、多くの方に、不快感を与えてしまったこと大変申し訳ありませんでした」謝罪しました。

 問題の記事は2019年に行われた高校生向けの体験学習イベントをレポートとして掲載したもの。“商売のプロ”の講義を受講した高校生らが1カ月限定で商売を行う企画でしたが、その中で同人誌の転売(記事内では「コミケ代行」と表現)を行ったチームが最優秀賞に選ばれ、2021年10月の記事公開後に批判を集めました。

 受賞チームに対して亀山会長も「今回のお題『ハイスクールショーバイ!』にふさわしい、商魂たくましいチームだった」と、転売行為を称賛するようなコメントをしていたため、Twitter上では批判が集中。「DMMの会長」がトレンドワードに上昇したほか、一部作家からも「会長の転売容認発言を受けFANZAに登録してる作品を公開停止した」と強い反発が上がる事態となっていました。

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 この状況を受け、亀山会長はDMMグループのプレスリリース上でコメントを掲載。同社がクリエイターの作品を取り扱う業務を行っているにもかかわらず「作品を生み出す苦労を知っておりながら、配慮に欠けた発言をしてしまったこと、心からお詫びいたします」と謝罪。また同件の責任は亀山会長自身にあり、「前途ある高校生らには寛容な対応を頂ければありがたく思います」としました。

 同じく10月11日にはイベントを主催したSTOKE代表の柿内芳文さんからも、優勝チームによる行為について「学生に伝えしっかり監督すべき立場にありながらその事を怠ったことは全て私、柿内芳文の責任であり、ここに深くお詫び申し上げます」として、転売が行われた舞台のコミックマーケットの運営や、関連する同人サークルに対し謝罪がありました。

 STOKE公式サイト上には、当時発表を行った生徒からのコメントも掲載。最初は自分がコミケで買うついでとして思いついたアイデアだったものの、依頼者とのやりとりの中で思ったよりも高値になってしまったと明かし、「当事者同士で価格に関して合意があればいいだろうと、自分の嬉しい気持ちを優先してしまった。サークルとコミケ参加者、その他関係者に対して申し訳ございません」と謝罪しています。

 また、未成年であるにもかかわらず成年向けの同人誌・グッズの転売も行っていたのではないか、との疑惑については、「同行した18歳以上の友人に購入してもらい、自身は年齢規約上問題のない商品のみを購入する形をとっていました」と説明。STOKE側は「この点につきましては誤解を招くような表現を掲載したことを、お詫びいたします」と、上記の補足が抜けていた点について謝罪していますが、直接の購入はなかったとはいえ、18禁商品の転売を行っていた事実についてはむしろ認める内容になっています。

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