Photoshopの新機能「風景ミキサー」がすごすぎて大草原 1クリックでビル群が地球滅亡後の世界に(1/2 ページ)
かがくのちからってすげー!
Photoshopのアップデートで搭載された新機能「風景ミキサー」がSNS上で話題になっています。
「風景ミキサー」とは画像を別の画像と組み合わせたり、時刻や季節などを変えることができる新機能です。Adobeが10月26日(現地時間)に配信開始したアップデートで、深層学習を使った「ニューラルフィルター」にベータ版として実装されました。
風景ミキサーは、2つの風景画像を組み合わせて新しい画像を生成することができる機能です。風景写真をワンクリックで岩山や草原にできるほか、写真の季節を変えたり、昼から夜に時刻を変えるなどの操作を簡単に行うことができます。
試しに編集部で東京ビッグサイトの写真を風景ミキサーにかけ、デフォルトの草木の風景とミックスしてみたところ、草木に覆われた謎の古代遺跡が爆誕。
しかも、エスカレーター上に設けられた屋根が謎の石像に変わっており、古代遺跡感がマシマシになっています。いやいや、これがワンクリックだって……!?
続いては滝の画像を雪山とミックスしてみます。
今度はボタンひとつで草木も凍る雪山と氷瀑(ひょうばく)が生成されてしまいました。AIによる合成画像とは思えないリアルさ。これ、知らなかったら絶対写真だと思うやつじゃん……!
なお、ニューラルフィルターは元画像の上に、別のフィルターを重ねる形で加工するため、すぐに元の画像に戻せるのも特徴。お手軽に画像加工が楽しめます。ただし必ずしも自然に仕上がるとは限らず、画像の相性によってはきれいに生成されないことも。まだベータ版の機能のため、Photoshop上ではユーザーのフィードバックも随時募集中です。
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