【学校で事故った体験談】中学時代、お尻から鉛筆が出るまで入院することになった理由(1/2 ページ)
痛そう(感想)。
「学校は机に座って勉強するだけの場所ではない」とよく言われますが、それゆえにさまざまな事故やトラブルも起こりうるもの。ねとらぼ読者からそんな体験談を伺う本企画、今回はひのしば / hinoshibaさん(@hinoshiba)に「中学生のころ、鉛筆を飲み込んで入院した」というお話を聞きました。
ただし、鉛筆は尻から出る
テレビ番組で放映されたこともある、私が中学生のころの体験談です。
私の通っていた学校には駐輪場が複数あって、そのうちの1つが1年生の教室(1階)に隣接していました。「教室のベランダが駐輪場になっている」と言っても違和感がないくらい、近かったんです。
そのため、遅刻ギリギリで登校してきた1年生がその駐輪場に自転車を停めてベランダ窓から直接教室に入る、ということが行われていました(なお、教師に見つかると怒られます)。
ある日の朝、私は授業が始まる5分前に学校に到着。玄関を経由して教室に入ると間に合うかギリギリの時刻だったため、ショートカットしました。
教室内には、落とし物箱にあった3分の1ほどの長さの鉛筆でキャッチボールをしていた生徒がいて。思い切り振りかぶって投げたところコントロールがつかず、鉛筆は床にバウンド。それがタイミングが良かったのか悪かったのか、ベランダ窓から入室したばかりの私の口に飛び込んできて、飲み込んでしまいました。
キャッチボールをしていた生徒は「鉛筆どこ行った?」と騒いでいて、私は「何かを飲み込んだけどなんだろう」。そこに第三者の生徒が「お前、鉛筆飲み込んだだろ」と教えてくれました。
私は「鉛筆は木でできているから消化できるのでは? きっと大丈夫」と私は楽観的だったのですが、「芯は鉛だからマズいのではないか」と誰かが言い始め、起こったことを先生に報告することになりました。
―― その結果どうなりました?
学校から病院へ直行することになりました。もちろん早退です。さすがに大事になったことを自覚して、焦り始めたのを覚えています。
病院では胃のレントゲン撮影をしてもらったのですが、「胃の中に朝食があって、影が分からない」「状態も不明なので、鉛筆が排出されるまで入院」ということになりました。
―― どうやって排出したのでしょうか? 例えば、下剤を飲むとか?
下剤などで刺激して活発になった内臓が激しく動くと、異物(鉛筆)によって傷つくリスクが上がってしまうそうで、自然排出(排便)を待ちました。
「万が一、夜間などに内臓が傷つき、痛みが出た場合は緊急手術」という状態で一夜を過ごし、約24時間の入院をへて無事に便意が来たのですが、なんと言ってもお尻が痛い……。このときに生まれて初めて、痔を経験しました。
―― お尻から鉛筆が出るわけですからね……。
内側から引っかかれるような痛みに近い感覚があった覚えがあります。少し汚い話になりますが、硬めの便を踏ん張るときの肛門が裂けるような痛みよりも強く、そして、あの痛みよりもっと奥の方から引っかかれるような感じでした。
かなり力みながら何とか10分ほど粘って、無事に鉛筆を排出することができました。
肛門近くの大腸から直腸への角に鉛筆が引っ掛かる可能性もあったらしく、後日、医師から「排出時に力むのはおすすめできなかった」と聞きました。
刺さらなくてよかったです(先に教えてほしかったなと思いました)。
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