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「めっちゃ気持ちわかる」 粗品、“父親の最期”をネタ化した動画に一部批判 “中2病心”も赤裸々告白「身内死んだ時って勘違いする」(1/2 ページ)

弾き語り動画「父ちゃんの歌~最後のハグ編~」を公開した粗品さん。

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 お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品さんが12月9日にYouTubeを更新。8日に公開した、亡き父親との思い出を歌にした弾き語り動画の内容に、一部批判が寄せられたとして自身の考えを明らかにしています。

父ちゃんの歌~最後のハグ編~

 高校生3年生の時に父親を亡くした粗品さん。これまでにも「父ちゃんの歌~余命宣告編~」「~最後の言葉編~」と題して、亡父との思い出を歌った動画を公開してきました。今回投稿したのは「~最後のハグ編~」という1本で、父親が息を引き取る前日から病室に泊まり込んでいた粗品さんが、寂しさのあまりベッドにもぐりこみ「背中からハグをした」というエピソードを盛り込んでいます。


父の最期を明るく歌ネタにした粗品さん(画像は粗品 YouTubeチャンネルから)

 父を抱き寄せたものの「やめろ!!」と怒鳴られたという粗品さんは、サビの部分で「めちゃくちゃキレられた~」「死ぬ前なんぼほどしんどいんか知らんけど~」「地声でナースが飛んでくるくらい大きい声出てた~」「寝起き機嫌悪い~」とメジャーコードに乗せて、どこかユーモラスに歌唱。

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 視聴者からは「哀愁を感じるのに、どこか晴れやか」「笑いがあっていいと思う」と、通常なら“悲観的”になりがちな肉親との最期の場面を“笑い”に昇華させたとして8割程度の好意的なコメントが寄せられた一方、「不謹慎だ」「最低だ」「僕の親も死にました。同じ境遇の人もいるのにやめてください」といった批判的な意見もみられたとのことです。

 12月9日に公開されたトーク動画で、こうした批判を「知るかぁ」とまず軽く受け流した粗品さん。続けてしんみりした口調で、「冗談なんですけどね」「めっちゃ気持ちわかるんですよ」と親を亡くした者の心の痛みに十分な理解を示しつつ、批判的な視聴者の心理について「その人の中ではまだ解決してないこと」だと歩み寄りの姿勢を見せていました。

 粗品さんはその後、「身内死んだ時って勘違いするんですよね」と自己の心理を詳しく分析。「高校生の時に親が死んだ俺。なんか、もっとみんな憐れんでくれ」「俺のことすごいと思ってくれよ、って思ってしまう」「チヤホヤされてええちゃうか、っていう発想になってしまう」と、いわゆる“中2病心”を抱いていた過去を告白し、悲しい気持ちは確かにある一方、“親の死をイジる”ことに「まだそんな状態なんかなと思います」と簡単に消化できない複雑な心境を明かしていました。


ネタの裏にある複雑な心境を明かした粗品さん(画像は粗品 YouTubeチャンネルから)
父ちゃんの歌への批判について【粗品切り抜き】
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