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「大人になると友達ができなくなる」はどこまで本当なのか “人それぞれの現実”を聞いてみた(2/2 ページ)

たまに聞くけど、実際どうなんです?

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「子どものときの方が友達がいなかった」(30代)

―― Q:「大人になると友達ができなくなる」という言葉、あなたの場合は?

 子どものときの方が友達がいなかった。中学生のころから外で遊ぶようになり、そこで知り合えた人、大学に入ってからの友人、趣味のサークルでの友人、ネットで知り合って仲良くなった人達が15人くらいいて、ずっと続いてる。小中高(中退)のクラスメイトは何をしてるのかも知らない。

―― Q:そうなった理由はなんだと思いますか?

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 小さいときは不登校児、中学はほぼ部活に出るだけで昼間は遊び、高校は中退してるので学校に通うことが生活の中になく、そもそも同年代の友達がいなかった。大学は自ら勉強したいことがあり行きたくて行ったので、興味関心が同じ人達と知り合えたのが大きい。同じ場にいるだけで友達にはなれない。

―― Q:今は友達欲しいですか?

 特にいらない。今の友人たちは付き合いも長く、お互いの性格や環境を分かって適度な距離感で付き合える人達ばかりなので、この年齢になって新たな友人を作るのはお互いの価値観を知って尊重し合えるまでが長くかかって疲れそう。

「独りの時間に慣れてしまいました」(トモキさん/40代)

―― Q:「大人になると友達ができなくなる」という言葉、あなたの場合は?

 友達と呼べるのは、今は2人しかいません。

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―― Q:そうなった理由はなんだと思いますか?

 小学、中学とイジメを受けたことで、他人を信じることができなくなったことが一番の理由だと思います。

―― Q:今は友達欲しいですか?

 独りの時間に慣れてしまいました。だから無理してでも友達が欲しいとは思わないです。

「友達」の定義が変わった(かんなさん/40代)

―― Q:「大人になると友達ができなくなる」という言葉、あなたの場合は?

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 数字として「実際に大人になると友達ができなくなる」ということはないと思うのですが、子どものころは迷いなく「友達カテゴリー」に入れていた間柄を「友達と呼んでいいかどうか悩む間柄」として違う呼び名を付けることは増えました。

―― Q:そうなった理由はなんだと思いますか?

 学生のときは「四六時中一緒にいる」ということが多かったのに対して、大人になるとそこまでベッタリ一緒にいることがなくなったからだと思います。

―― Q:今は友達欲しいですか?

 年を取って個々人でライフステージやライフスタイルが違うことが当たり前になってきているので、四六時中一緒にいるような友達ならいらないかなぁ……と思います。

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趣味が増えると友達が増える(40代)

―― Q:「大人になると友達ができなくなる」という言葉、あなたの場合は?

 子どものころの方が少なかったくらい、今は友達が増えました。数えるの大変なくらいたくさんいます。

―― Q:そうなった理由はなんだと思いますか?

 Twitterを始めて趣味が同じ人とつながったことが大きいです。初めはイベントで顔を合わせてご飯に行く程度でしたが、今ではイベントなど関係なく普通に遊びに行ったり、旅行に行ったりもします。

 別の趣味が増えると、そちらでもお友達が増えていく感じです。

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―― Q:今は友達欲しいですか?

 欲しいというか、自然に友達になっているので、これからもそうやって増えていくんだろうなと思います。

「今友達と呼べるのは400~500人ぐらい」(とんすけさん/20代)

―― Q:「大人になると友達ができなくなる」という言葉、あなたの場合は?

 そうとは思いませんでした。小学校から高校まで一貫校でエスカレーター式に上がっていきましたが、大学に入ったりバイトしたりdiscordでつながったりしてさまざまな界隈(かいわい)の新しいつながりができたので、逆に友達は増えました。今友達と呼べるのは400~500人ぐらいだと思います。

―― Q:そうなった理由はなんだと思いますか?

 きっかけとしては、一貫校を飛び出して大学受験をしたことだと思います。先述の通り、大学、バイトとリアルな関係だけでなく、eスポーツ、ボードゲーム、マダミス、カメラなど、趣味のことでどんどんつながりが増えていきました。オフ会に参加する、同窓会に参加する、オンラインセッションに参加するなどにあまり抵抗のない人間なので、そういった場でつながりができたと思います。

 変化を受け入れられる人間なら、友達はどんどん増えていく一方だと思います。

―― Q:今は友達欲しいですか?

 積極的に開拓したいとは思いませんが、同志が近くにいるならば友達になりたいという気持ちがあります。

 企画するとある程度は人が集まるので、特に現状に不満がなく友達が欲しいと思うほどではありません。しかし、拒絶をしているわけではないので、友達の友達などでご縁がある場合は友達になりたいなと思うぐらいです。

その他の「いろいろな人に聞いてみた“あの悩みの実際”」

(イラスト:野田せいぞ

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