思い出作りに深夜1人で海に → 警察に5回呼び止められる　成人式の思い出漫画に笑いと哀愁、そして垣間見える警察の苦労（1/2 ページ）

　成人式の思い出を描いた漫画が、笑いと哀愁あふれる内容となっています。しかし同時に、警察の苦労も垣間見えてくるかも……。

　この漫画を公開したのは、漫画家の根田啓史さん（＠dorori_k）。深く考えず成人式の日にバイトを入れてしまった後悔から、思い出作りに1人で海を見に行くことにしたのでした。

　一緒に海に行こうと誘って断られた「石坂」さんから餞別（せんべつ）の2000円と海までの道順、そして途中にあるうまいラーメン屋の情報をもらい真冬の深夜に1人で自転車を走らせる根田さん。しかし、「こんな時間に何してるの」といきなり警察の職質にあってしまいました。

　無事解放され「ライトもつけてるのに」と動揺しながら海へ向かっていると、さらに別のパトカーに呼び止められ2度目の職質がスタート。そこら中でパトカーが走っていることに気付き、「大統領でも来てるってのかよ……!!」と動揺を深めます。

　それから約3時間、ついに海に到着した根田さん。真っ暗で何も見えない上に非常に寒いながらも感慨にふけっていると、パトカーがサイレンを鳴らしながら近づいて来ました。さらにパトカーから降りた警察に「お前何してる!!　こっちに来なさい!!」と怒鳴られ、ヘッドライトに照らされた根田さんは「何これ!?　密輸とかのときのやつじゃん!!」と動揺は最高潮に達します。

　こうして根田さんは帰りも2回止められ、成人式の日の警察が非常にナーバスになっていることを知ったのでした。また、ラーメンはおいしかったそうです。

作品提供：根田啓史さん（＠dorori_k）

根田啓史さんの著書