「公式音MADは草」「プロのニコ厨」　モスバーガー、新商品のPR動画が“ニコ動の音MAD”すぎると話題に

　モスバーガーは1月28日、お笑いコンビ「トム・ブラウン」を起用したPR動画「超合体漫才」をTwitterで公開。ニコニコ動画の文化を取り入れた音MADとなっており、ネットでは「公式音MADは草」「CMでこんな懐かしい気持ちになったの初めて」「全盛時のニコ動」など“非公式感しかない公式”ぶりが大きな話題となっています。投稿するサイト間違えてませんか……？

　生レモン＆とり竜田の“合体”が特徴の新商品「とり竜田バーガー」のPR動画として、“合体漫才”でおなじみのトム・ブラウンを起用した「超合体漫才」。あらゆるものと合体できる力を持ったトム・ブラウンが、巨大隕石（レモン）と合体して地球を救うプロジェクト「檸檬補填計画」に抜てきされるという大枠の物語なのですが、これは説明しなくてもいいかもしれません。

　その実態はトム・ブラウンの合体漫才を“素材”とした音MADとなっており、「勢い、画面のうるささ、ネタの量」で攻め立てる様はまさに“あのころのニコ動”。「ないんだな、それが」「自己防衛おじさん」「でも幸せならOKです」「提供目」「スマブラ参戦シリーズ」など公式が手を出すと寒くなりやすいネットミームを多く取り込んでいますが、“音MADとして本物”すぎて残念なことになっておらず、Twitterでも「これは間違いなくプロのニコ厨の仕事」「これ作った人、全盛期のニコ動大好きなんだろうな…」「見よう見まねで当時を知らない人が作ったそれじゃない」など称賛の声が相次いでいます。

　またニコニコの運営代表である栗田穣崇さんも同動画に反応し、「素晴らしいのでぜひニコニコにも投稿していただきたいです。みんなのコメントで楽しみたいです」と“本場”への投稿をリクエスト。ニコ動オマージュとして圧巻の完成度を誇る同動画も、現状では“流れるコメント”という最後のピースが足りていない状態でしたが、モスバーガー公式の対応次第では本当の意味で“完成”するかもしれませんね。