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ONE PIECE「ジョイボーイにDを足すとjoydboy=麦わらになる」というウワサが拡散 → そもそも「joydboy」という単語は存在せず(1/2 ページ)

どこからそんな説が……。

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 現在“ワノ国編”が佳境に差し掛かっている『ONE PIECE(ワンピース)』ですが、なぜか一部で「ジョイボーイにDを足すとjoydboy=麦わらになる」というウワサが広がっているようです。しかし、そもそもjoydboyという英単語は存在せず、当然「麦わら」という意味もないため、恐らくデマと考えてよさそうです。

『ONE PIECE』単行本第100巻(Amazon.co.jpより)

 ジョイボーイとは作中、何度か名前があがっている伝説の人物。およそ800年前に実在したとされ、物語のカギを握る超重要人物であることは示唆されているものの、いまだにその正体は明らかされていません。そもそも個人名なのか、何らかの称号のようなものなのかすら不明で、読者の間では「ジョイボーイとは何なのか(誰なのか)」というのが以前から議論の的となってきました。

 今回話題になっている「ジョイボーイにDを足すとjoydboy=麦わらになる」というウワサは、この「ジョイボーイの正体」議論を受けてのもの。また、3月14日発売の最新号で再びジョイボーイの名前が出てきたことも話題にのぼる一因となったようです。確かに、Twitterで「joydboy 麦わら」などで検索すると、「凄い仕掛け!」「おだっちヤッバ!!!!!!!!!」といったツイートがちらほらと出てきます。

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「joydboy 麦わら」で検索すると「すごい!」という反応もちらほら(画像加工は編集部によるもの)

 しかし冒頭でも書いた通り、そもそも英語に「joydboy」という言葉は存在せず、この説は恐らくデマ。編集部が発祥を調べたところ、少なくとも2019年時点で「ジョイボーイ=JOYBOY JOYとBOYの間にD=JOYDBOY JOYDBOY=麦稈=麦わらの帽子」と書いている感想ブログは見つかりましたが、根拠については不明。恐らくですが、Googleで「joydboy」で検索すると、なぜかWeblio和英辞書の「麦稈(ばっかん=麦の穂を落としたあとの茎=麦わらのこと)」の記事が引っ掛かるため、最初にこれを見つけた人が「joydboy=麦わら」と勘違いしたのではと推測されているようです(ちなみに英語で麦わら帽子は「straw hat」)。

現在は検索順位は落ちているものの、それでも検索1ページ目にWeblio和英辞書の「麦稈」が出てきます

 ONE PIECEは現在単行本101巻まで発売中。最新102巻は4月4日発売予定(電子版は5月2日)となっています。

 

 

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