漫画家の征海美亜さんが急逝、代表作に『東京ミュウミュウ』 なかよし編集部が伝える「深い悲しみを禁じえません」
くも膜下出血のためとしています。
『東京ミュウミュウ』や『スーパードール★リカちゃん』などで知られる漫画家の征海美亜さんが3月7日、くも膜下出血のため亡くなりました。なかよし編集部(講談社)が14日、「突然で早すぎるご逝去に、編集部一同、深い悲しみを禁じえません」として、公式サイトでお知らせを掲載しています。
征海さんは1997年に講談社でデビュー。代表作の一つである『東京ミュウミュウ』は2002年から2003年にかけてテレビアニメが放送され、2022年7月には『なかよし』の創刊65周年の一環として完全新作アニメ「東京ミュウミュウ にゅ~(ハート)」が放送予定となっています。
2月には、アニメの公開にあわせて、征海さんの新規カバーイラストが採用された新装版『東京ミュウミュウ』(全10巻)が5月13日から順次発売予定と発表されていました。なかよし編集部によると、「先生は新装版のカバーイラストをすでに全巻分描き上げられていらっしゃいます。またそれぞれの巻に収録予定だった描き下ろし漫画もすべてではありませんがいただいております」とのこと。
新作アニメについては「征海先生は2年前から日々愛を込めてアニメを監修され、新装版とともに皆様にお届けできることをとても楽しみにされていました」と明かしながら、「遺された私たちは、いただいた作品を大切に扱い、悲しみをこらえながら丁寧に制作を続けて、先生のご遺志を継がなければと考えております」と思いを伝えています。
なお、告別式などは近親者によってすでに執り行われたとのこと。「征海先生の作品は世界中で読まれてきました。これまで長きにわたって愛していただいてきた数多くの読者の皆様に深く感謝申し上げます」と、ファンへの言葉で締めています。
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