宝田明さん娘・児島未散、亡父への思いに涙 お別れ後に追悼メッセージ 「私の中で永遠に輝くスターです!」(1/2 ページ)
「私も父に恥じないよう 私らしく丁寧に柔軟に歌を歌いお届けしてゆきます」。
特撮映画「ゴジラ」の主人公・尾形秀人役で知られる俳優の宝田明さんが3月14日に87歳で逝去。娘でシンガー・ソングライターの児島未散さんが18日に、亡父をしのぶコメントをInstagramで発表しています。
宝田さんは3月10日、主演映画「世の中にたえて桜のなかりせば」の舞台あいさつに車いす姿で出席した後、容体の悪化を訴えて入院。14日に誤嚥(ごえん)性肺炎のため亡くなりました。逝去の報に際しては、東宝「ゴジラ」シリーズの公式Twitterアカウントが「晩年までゴジラを愛し続けてくださったレジェンドを失ってしまった事は残念でなりません」とコメントを発表した他、俳優の桜井浩子さんやスーツアクターの古谷敏さんら縁の深い人々からも宝田さんの冥福を祈る言葉が寄せられていました。
児島さんは父とのお別れを果たした18日にInstagramを更新。「父のことを封印していた訳ではありませんが ほとんど話題にしてこなかった私がこんなふうに父のことを語らせてもらえる日がくるとは……」と感慨をあらわにし、「映画人」「芸能界の大先輩」としての宝田さんを回顧。
宝田さんが歌うミュージカルの歌に心動かされたり、ステージに立つきらびやかな姿に引きつけられたりした思い出を振り返りつつ、舞台作品「マイ・フェア・レディ」や「南太平洋」ではよく見知ったはずの父が別世界の人のように見えたといい、「小さいながらなんともせつない気持ちになったものです」とコメント。テレビに映る人の表情を繰り返しまねていたという逸話を紹介しつつ、「とてもとても努力の人」「どこまでも学びの人だった」とそのたゆまぬ研さんを称賛しました。
宝田さんの安らかな顔を最後に見たとき、「湧き上がった心の叫びにグワッと気付いた」という児島さん。歌の道を志した本当の理由が「努力の先に舞台に立ち自身の人生を綴り重ねながら演じていた素晴らしい父の"歌う姿"に憧れていたから」だったのだと気付き、「ただただ涙が溢れ出ていました」と振り返りました。
児島さんは生前の父を愛してくれた全ての人に感謝し、「私も父に恥じないよう 私らしく丁寧に柔軟に歌を歌いお届けしてゆきます」と決意表明。「父 宝田明は私の中で永遠に輝くスターです!」と誇りを込めてつづっていました。
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