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「EUREKA」監督の青山真治さん、食道がんのため逝去 57歳での旅立ちに「若すぎるよ……」「もっと撮って欲しかった」(1/2 ページ)

妻のとよた真帆さんは「夫にもらった時間、愛情に深く深く感謝」。

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 「EUREKA」「サッド ヴァケイション」で知られる映画監督の青山真治さんが3月21日に57歳で死去。妻で俳優のとよた真帆さんはじめ、生前に親交のあった人々からコメントが寄せられています。


訃報が伝えられた青山真治さん(画像は「KAZUMO」公式サイトから)

 青山さんは2000年に、役所広司さんや宮崎あおいさんが出演した4時間近くの大作「EUREKA」で、「第53回カンヌ国際映画祭」の国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞。2020年10月には7年ぶりとなる監督作品「空に住む」を公開したものの、2021年春ごろに食道がんだと判明し、治療を続けてきたとのことです。

 とよたさんは3月25日に自身の公式サイトでコメントを発表。容体急変の連絡を受け、入院中の病院に駆け付けたといい、「私の目を見て2回頷き、手をぎゅっと握り返してくれました」「それから半日、最後は眠るように静かに息をひきとりました」とその最期の瞬間を回想。「優しくて勉強家だった夫にもらった時間、愛情に深く深く感謝しています」と故人への思いをつづり、“自身の思い描く素敵な世界”に旅立てるよう願っているとしていました。

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とよた真帆さんの追悼コメント(画像はとよた真帆公式サイトから)

 「東京公園」や「空に住む」に出演した俳優の高橋(高ははしご高)洋さんもブログで、青山さんを“役者の仕事を始めた頃からいちばん憧れていた映画監督”だとし、「もう遅いですが、できるならどこかを……というか幾つもやり直したいところがあります」「ですが、、、それはムリですね」と苦い思いをにじませつつ、冥福を祈っていました。

 また、俳優の永瀬正敏さんが「作品の世界に共に居させてもらいました どうか...ゆっくり休んで下さい」、映画監督の佐々木浩久さんが「後輩であり友達であり映画については師でもあった。悲しすぎてやりきれない」など、近しい人たちから追悼コメントが寄せられた他、「ちょっと若すぎるよ…もっと撮って欲しかった…」「もう新しい作品を観ることができないのか。悔しいさみしい悲しい」と早すぎる死去を惜しむ声がSNSでも上がっていました。

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