オートバイ部品を手掛ける工業メーカー、福利厚生に「レンタルバイク」導入 社内のバイクブームがきっかけ
社内に波及したバイクブーム、社員から「乗りたい」の声を受けて開始。
製造業と製造派遣事業を展開する三陽工業が、社員からの要望を受けて、2022年4月1日から「レンタルバイク」を福利厚生として導入しました。
三陽工業は兵庫県明石市に拠点を構える工業メーカーで、オートバイ部品の研磨・梱包を手掛けています。1980年の創業時から川崎重工業と取引を続けていることから、社内にはバイク好きな社員が多いそうです。
2021年は新車国内出荷台数38万2000台が見込まれ(二輪車新聞調べ)、「バイクブームの再来」とも言われています。その波は三陽工業にも到来。1人の女性社員が昨年、普通自動二輪車免許・大型自動二輪車免許を取得し、ZX-25RとメグロK3を購入。バイクに乗って出社するようになったことを皮切りに、本社に勤務する15%の社員が免許を取得して、バイクに乗るようになったそうです。
しかし、バイクの購入・維持にはそれなりに費用が掛かるため、所有することをためらう社員もいました。そんな中で「エントランスに展示されているバイクを借りて乗ることはできないか」という声があがったことから、「レンタルバイク」を福利厚生として導入できないか検討を進めていたそうです。
レンタルバイクとして導入した車種はKawasaki W175、W800というモデルで、どちらも2月に購入・メンテナンスを行ったばかりのバイク。当面はこの2台体制でレンタルバイクサービスを運用していくそうですが、ラインアップについては拡充を検討しているそうです。また、レンタルバイクが導入されたのは現時点で本社のみですが、今後は全国の事業所にも広げていきたいとしています。
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