藤子不二雄Aさんが88歳で逝去　漫画家らから悲しみの声相次ぐ「信じられないです」（1/2 ページ）

　『忍者ハットリくん』『笑ゥせぇるすまん』『怪物くん』などで知られる漫画家の藤子不二雄Aさんが4月7日午前、川崎市内の自宅で亡くなりました。88歳。TBS NEWSなどが報じています。

　報道によると、藤子さんは神奈川県川崎市の自宅で亡くなっているのが見つかったとのこと。警察が死因などについて詳しく調べているとしています。

　藤子さんは共同制作者である藤子・F・不二雄さん（1996年逝去）とともに『オバケのQ太郎』『忍者ハットリくん』『怪物くん』『プロゴルファー猿』などの人気漫画作品を多数発表。2008年には多くの功績が認められ、旭日小綬章を受章。2007年からは『ジャンプスクエア』（集英社）で『PARマンの情熱的な日々』を連載していましたが、2015年12月号をもって休載していました。

　この訃報に、作品に魅了された大勢のファンや漫画家、著名人らがTwitterでコメントを発表。2020年11月20日に亡くなった矢口高雄さんの次女のかおるさんは「また日本のマンガ界の宝が…。ご冥福をお祈りします」と、1996年に会った際に描いてもらったという魔太郎のイラスト入りのサインをツイート。

　プライベートで交友があったというタレントの中川翔子さんは「信じられないです」とショックをあらわにし、「とてもお元気でいつも笑顔いっぱい優しくて大好きな藤子先生」「一緒におでんを食べたりカラオケしたりお酒飲んだり楽しい思い出ばかりです ショックすぎる」と生前の姿を回顧しながら悲しみをこらえきれない様子でツイートしました。

　他にもアニメ版「笑ゥせぇるすまん」の音楽を担当した田中公平さんや、漫画家・手塚治虫さんの娘で手塚プロダクションの取締役である手塚るみ子さん、アニメーション監督の山本寛さんらが追悼文をツイートしています。