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ババアと呼ばれ傷付く時期はもう過ぎた アラフィフ新人アイドル「GoziU」に話を聞いたらめちゃくちゃタメになった(1/2 ページ)

何かを始めるのに遅すぎることなんてない。

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 アイドル戦国時代も今や昔の2022年、メンバー全員がアラフィフという異色のアイドル「GoziU(ゴジユウ)」が誕生しました。


「GoziU(ゴジユウ)」(写真撮影:じゅげむ

 3月初旬にネットでニュースになると、勢いのままシングルリリースを目指した目標金額300万円のクラウドファンディングも14日の期限で見事に達成するほど話題となり一躍時の人に。ねとらぼは3月下旬、セカンドシングルのレコーディング中のスタジオを訪ね、メンバーのぴろりんさん、おみつさん、もものりさん、Kyokoさん、Miyukiさんとプロデューサーに話を聞きました。

めちゃくちゃ21世紀っぽい 「Clubhouse」で集まった赤の他人がアイドルグループに

 5人のメンバーは職業や経歴もさまざまで、居住地域もバラバラ。既婚子持ちのメンバーもいれば、結婚しているものの子どもはいない、または未婚と状況も異なります。そんなメンバーを結び付けたのは音声SNS「Clubhouse」だったといいます。

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ーー Clubhouseで出会ってグループ結成に至ったとお聞きしました。

ぴろりん まず、Clubhouse上で私とKyokoさんを含む雑談グループがあり、そこへプロデューサーのYOHEIさんが加わりました。本当に毎日ばかな話ばかりしていて、「NiziUってあるじゃないですか。じゃあGoziUってどうですか、作りませんか」「作りますやります!」って乗っかったんです。

ーー まさかの駄じゃれきっかけ……。

ぴろりん そしてメンバー2人じゃ足りないと、おみつさんに声をかけて。そこへClubhouseでのオーディションで募ったメンバーを加え現在のGoziUになりました。


ぴろりんさん「本業はGoziUです。副業で俳優とブロガーをやっています」(写真撮影:じゅげむ

ーー 早くもここまで濃い話ばかりですが、それまではお互い全く知らない仲だったんですよね?

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ぴろりん Clubhouseを始める前までは、全く知らない人です。

Miyuki 赤の他人でございます。

厳しい意見は「無料広告」 アラフィフならではのしたたかさ

 結成時は8人組だったGoziU。シングルリリースとミュージックビデオ制作を目指したクラウドファンディングが注目を集め、目標を達成し順風満帆に見える一方で、インタビュー時点までに3人のメンバーとたもとを分かっています。その理由はSNSでの誹謗(ひぼう)中傷や、予想外に反響を得たことへの戸惑いが理由だといいます。

ーー クラウドファンディングという手段を取った理由を“社会実験”と説明されていますね。

ぴろりん Clubhouseからグループを結成して歌を作り次はMVを出しましょう、という流れになった。歌詞も過激で世の中に逆らったようなグループに世間は賛同や賛成を示してくれるのか。もしくは批判ばかりを浴びてしまうのか。そういうところを知りたかったです。

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ーー SNSでは否定的な意見も見られましたが、自ら返信対応する姿には年齢を重ねた余裕がうかがえます。ネガティブな意見をどう捉えていますか?

ぴろりん ネガティブな意見を発してくださっているのは、それだけ一度は私たちに注目してくださっているわけですから、そこはやっぱりありがたいじゃないですか。ツイートしてくださっているのであれば応えなくちゃいけない。

 もちろん応援のコメントにも応えますけど、ババアといわれれば「はい、ババアです」とリプしますよ。「25歳です」とか「ハタチです」とはいきません。無料で宣伝してくれてありがとうと喜んでいます。

Kyoko 「痛い」と言われると「痛くてごめんなさいね~」って。「おばちゃんだけど頑張ります」って返すと、「ご本人様ありがとうございます」とコミュニケーションが取れる。傷つく年齢はもう乗り越えてきています。若いアイドルには誹謗中傷で病んでしまう方もいますが、私たちはもうそういうことで悩む年代でもなく、おいしいとかうれしいと感じます。

もものり そう、1日は24時間、決まった時間しかない中で私たちのこと考えてくれていることがうれしいです。

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ーー なんというか、たくましいですね……!

Kyoko これがアラフィフなんですよ! 10代で表舞台に出て有名になってしまうと、心がついてこないこともあるんでしょう。(GoziUから)抜けた3人は、急に知名度が上がり話題にしていただいたことで、自分のブランディングや仕事に影響があるとひるんでしまった。今は楽しめているメンバーが残った。かといって炎上こい! ってことではないんですけど(笑)、まぁ、ありがたくね。


Kyokoさん「肩書きは会社役員です。で、アイドルをやらせていただいています」(写真撮影:じゅげむ

ぴろりん アラフィフ中のアラフィフですから。覚悟の決まったメンバーが残ったということで、クラファンに向けて一致団結できた側面もありました。「やっぱり辞めます」と言われ引き留めた人もいれば、引き留めなかった人もいて。メンバーの脱退をバネにして、より一層、目標を達成してやるという気持ちになりましたし、なれましたね。

ーー 目標は見事に達成されています。ここまでを振り返っていかがでしょうか?

ぴろりん この2年、世の中がずっと暗かった。社会全体がくすぶっている状況では、私たち個々の力では何もできない。でもねじれてアラフィフになった人間たちが世の中に逆らおうとして、「やっちゃおう! やっちゃえ!」という勢いのまま集まって今に至ります。

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 世の中を明るくできるのか、暗くなってしまうのか。実験として結果が出ていないので分からないですけど、何かを変える、何かをひっくり返してやろうという気持ちは変わらずにやっています。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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