バチバチしてんなぁ! 海上自衛隊、新作「トップガン」で勘違いしがちな「設定」を解説 アメリカ海軍も「空軍なんかではありません」全力否定で不仲説(1/2 ページ)
「トップガン」はアメリカ“海軍”のお話です。
36年ぶりの続編として大きな注目を集めている映画「トップガン マーヴェリック」のある設定について、海上自衛隊と在日米海軍がTwitterで注意喚起を行っています。
トム・クルーズ演じる若きパイロットが最高の戦闘機乗りを目指す姿を描いた「トップガン」。ヒロインや戦友たちと繰り広げる熱いドラマに、戦闘機「F-14」を始めとした多数の軍用機による大迫力の空戦シーンで、大ヒットした名作です。その影響はすさまじく、この映画に憧れて本当に戦闘機パイロットになった人も多いそうです。
しかし、本作のある「設定」の部分を少し勘違いをしている人も多いそうです。「トップガン」で描かれている物語の主役は、アメリカ空軍ではなく、アメリカ“海軍”であるという点です。
そもそも題名の「トップガン」とは、アメリカ海軍内にあるアグレッサー部隊を示しており「F-14」も空母から発進する艦載機です。
本職の人たちにとっては大事なポイント。この勘違いは見逃せません。海上自衛隊の公式Twitter(@JMSDF_RECRUIT)では、「トップガンは米海軍のお話で、米空軍のお話ではありません」とツイートして、勘違いをしないように注意喚起。すると、今度は在日米海軍司令部(@CNFJ)が、投稿を引用しつつ「米空軍なんかではありません。『トップガン』米海軍です」と呟きました。
Twitterではさまざまな反応が寄せられており、「やっぱり海空で仲悪いのでは」「なんかって笑」と、米海軍のはっきりとした言い方に何やらバチバチとしたものを感じとった人が多いようです。
ちなみに「なんか」と言われた米空軍ですが、2018年にトム・クルーズが続編制作を始めたことをツイートをしたとき、さりげなく「必要なら米空軍のF-15Eにだって乗れますよ!」とコメント。ちゃっかり主役機の座を奪おうという魂胆も見え隠れする投稿で注目を集めていました。そういうところだぞ!
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