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人生29年でいまさらエヴァ旧劇場版を見たら1時間ベッドで呆けた話 「こうする以外に、道はなかったのだろうか……」(1/3 ページ)

無事トラウマを植え付けられました。

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【※以下、いまさらですが「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズについてのネタバレが含まれます】

 人生29年で今さらエヴァTVアニメ版を見た筆者(関連記事)、ついに、ついに旧劇場版も見終わりました……!

 第弐拾伍話と最終話を見て衝撃を受け、「旧劇場版でやっとちゃんとしたエヴァの最後を見られる……」と思い、ついにその最後が見られたわけなんですが……。

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 ……ちょっと頭の中がぐちゃぐちゃになったまま、いまだに消化できていないような状態になっております。見終わった後、1時間以上ベッドの上で呆けました。


まさにこんなかんじ

 ここからは、あ……ありのままに起こったことと筆者の感想を話すぜ……!

まず「EVANGELION:DEATH(TRUE)2」を見る

 旧劇場版には、いくつか作品があると聞き、まずはNetflixで「EVANGELION:DEATH(TRUE)2」を。ただ、これは総集編という意味合いが強く、新しいシーンはほぼありませんでした。ですが、TVアニメ終盤の暗さから離れて物語中盤の明るかった感じを久々に見ることができ、なつかしい気持ちもわいてきました。ああ、このころに戻りたい……。

 ちゃんとした完結編は、「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」ということなので、続いてこちらを視聴することに。

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冒頭から「どんな映画だよ」

 映画は、目を覚まさないアスカのいる病室にシンジ君が行くところから始まります。トウジやケンスケと離れ、旧綾波は死んでしまい、カヲル君を殺してしまったという絶望的状況のなか、唯一目の前にいるアスカにひたすら助けを求めるシンジ君。揺さぶっているうちにアスカの服がはだけてしまい、見えてしまった上裸を見て、自慰をしてしまうんです。いや冒頭から

 「どんな映画だよ」

 と突っ込んでしまいました。ただ、だんだん慣れてきて、そこまで衝撃を受けなくなってきている自分もいるんですよねこれが……(慣れって恐ろしい)。

 映画ではすでに、最後の使徒カヲルくんは倒され、あと視聴者を待っているのは、人類補完計画くらい。ミサトさんが車内で「出来損ないの群体としてすでに行き詰まった人類を完全な単体としての生物へ人工進化させる」と言っているのですが、この段階ではあんまり意味が分かりませんでした。後で知って「知らない世界の方が良かった」ってなるんだけど。

 その後、少しは落ち着いたはずのネルフ本部に攻撃が仕掛けられます。相手は、あの謎の組織ゼーレに差し向けられた戦略自衛隊。どうやらゲンドウとゼーレの間で人類補完計画を巡って考えが合わず、対立してしまったようなんです。

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 ネルフ本部にどんどんと押し寄せてくる戦車や兵隊、ミサイル。ネルフの隊員たちが次々と殺されていきます。武器を持たず、逃げたり投降したりする隊員たちにまで戦闘員が容赦なく鉛玉を食らわせていく様に、悲しい気持ちが抑えられませんでした。どうしてこんなことしなきゃいけないんだよ……。

 そんな危機的状況ですが、シンジ君はうずくまって何もしないまま。戦闘員が頭に銃を突き付けても抵抗するそぶりすら見せません。ミサトさんに助け出され、またも「初号機に乗れ」といわれるのですが、シンジ君はもうぐでんぐでん。

 しかも、その後、弐号機に乗せられたアスカのシーンに移るのですが、海中で「死ぬのは嫌…死ぬのは嫌…」と何度もつぶやき、頭を抱えているような状態です。

 もうどんだけ悲惨なんだよ……。

 暗すぎる展開に、僕が嫌になってきました。でも、次から次へとくる展開に、映画が始まってからずっと目が離せないんですよね……。一瞬も集中力が切れることなく見入ってしまっていました。

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うぅぅぁぁあああぁぁああ……。

 その後、なぜかアスカが「お母さん、ずっと一緒だったのね」と覚醒。戦略自衛隊を弐号機でぶっ倒していくと、羽根を生やした白いエヴァンゲリオン9体も現れます(ゼーレはいつのまにかこんなのまで開発していたっぽい)。「(活動限界まで)残り3分半で9つ…一匹につき、20秒しかないじゃない」と話すアスカ。おおお、燃えるぜこの展開……! そうだよ、巨大な人造人間エヴァンゲリオンが敵を倒していく話だったよな、これ(え、違う?)。

 と思ったら、ここでなんとミサトさんが戦略自衛隊の銃弾に倒れてしまいます。最後に、精神崩壊気味のシンジ君に“大人のキス”をして(全然関係ない話で恐縮ですが、「電車男」で出てきた“大人のキス”の話はここから来てるんだ……と10数年たった今ようやく知りました)。さらに、ゲンドウを殺そうとした赤木リツコさんも、母に裏切られたショックのまま逆にゲンドウに殺されてしまいます。

 白いエヴァを次々と倒していき、善戦しているように見えたアスカにも、庵野監督の魔の手は襲ってきました。やられたようにみえた白いエヴァは実はまだ生きており、相手が放ったロンギヌスの槍が弐号機の頭を貫通。アスカの絶叫が響き渡ります。しかし、白いエヴァは攻撃を止めることなく、なんと囲んで弐号機を食い始めるんです

 うぅぅぁぁあああぁぁああ……。

 もうドン引き。ネルフの人々が虐殺され、ミサトさんやリツコさんは失意の中で死に、ついばまれた弐号機の頭から目玉がぶらーんぶらーんと揺れているシーンを見て、

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「第弐拾伍話と最終話を見ていたころの世界にもどりたい……」

 

 とすら思い始めました……。ぐああ……。

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