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「泣いた」「亡くなったペットを思い出した」 人外が飼っていたニンゲンを弔う漫画が胸に染みる(1/2 ページ)

弔いの意味を考えたくなるお話。

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 大切な相手を亡くした悲しみをどう受け入れていくのか。人外が飼っていたニンゲンを弔う創作漫画「BONBON」が不思議でじんわり心に染みます。作者は創作漫画を投稿している日暮ずむ(@einomedama)さん。


荼毘に付すという「ニンゲン」のしきたりを理解できない子ども

 たくさんの足を持つ一つ目の猫のような生き物に、「バスソルト」と名前を付けられて飼われていたニンゲン。そのニンゲンが死んでしまって、飼い主だった子どもは大泣きに泣いています。

 バスソルトは「ニポンジン」種だから、その生態に倣って弔おうと、荼毘に付し、お線香を焚き、お経を流す飼い主の親。しかし子どもは「そんな骨にしたくていっしょにしたんじゃないもん」「バスソルトはそんな煙すきじゃなかった」「そんなんじゃ喜ばないよ」と泣き続けます。

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 大好きなバスソルトと「どうしてずっといっしょにいちゃだめなの」と問う子どもに、親は「ふしぎだな」「でもニンゲンはそこ(天国)に行くんだよ」としか答えられません。

 やがて人外たちの暦で8月13日が訪れ、親は子どもに「お盆だよ」「バスソルトの魂が戻ってくるんだよ」と説明します。バスソルトがいつもはいないような言い方にむくれつつも、子どもは親と一緒に「お迎えホース」「送ってカウ」(精霊馬)を用意。小さくて乗れない馬と牛を「へんなの」と不思議に思いながら、バスソルトの魂が帰ってくるのを待つのでした。

 大切な相手を亡くしたことを受け入れるのは容易ではありません。悲しみにどう向き合っていくのか、「弔い」の意味とは、どんな形で送るべきなのか……さまざまなことを考えさせられるお話に、Twitterでは多くの反響が寄せられました。飼い主がバスソルトに注ぐ愛情に涙する人や、親族やペットを亡くしたときのことを思い出したという人、供養について思いを巡らせる人、さまざまなコメントが見られます。

お坊さんからのコメント
葬儀屋さんも一連のツリーで答えています
バスソルトは天寿を全うしたという裏設定があったそうです

作品提供:日暮ずむ(@einomedama)さん

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