人と距離をとっていた野良猫が命の危機に頼ったのは…… 奇跡の救助に「助けを求めてきたんだね」「たくさん幸せになって」
気持ちは通じていました。
目の前で助けを求めるように倒れ込んだ野良猫が、保護されて新しい家族の元で暮らし始めた様子がInstagramに投稿され、「ママさんに助けて欲しかったんだね」「見えるとことまで頑張って来たんだね!」「助けてくれてありがとう」と話題になっています。投稿は記事執筆時点で110万回以上再生されています。
話題となっているのは「タヌぽん」くん、推定10歳の男の子です。投稿主(@teru3dogs3cats)さん宅の敷地内で暮らしていた野良猫で、これを機に投稿主さん一家の家族として迎えられました。
2021年秋ころから見かけるようになったタヌぽんくんは、お顔がタヌキっぽくてぽっちゃりしていたことから、投稿主さんは「タヌぽん」とか「ターちゃん」と呼んでいました。ネコちゃん5匹と暮らしている投稿主さんは、「ウチの子になったらいいのに」とずっと気になっていたそうです。しかし、その距離が縮まることはなく、どんどん痩せて歩くのもおぼつかなくなっていく姿を見ていることしかできませんでした。
ある日の夕方……。投稿主さんの耳に、大きく苦しそうな息づかいが聞こえて、ふと窓の外を見たところタヌぽんくんの姿があり、その場で倒れ込んでしまいました。駆け付けて手を添えてみると、今までは触らせてくれることなどなかったタヌぽんくんが、手を嫌がるどころか何もできない状態です。
一刻を争う状況だと判断した投稿主さんは、すぐに動物病院に電話をかけて連れていきました。一目見て「命が危ない」と判断され、酸素室へ……。処置には1時間もかかったのだそうです。必要な治療が終わって一命を取り留めたものの、放心状態のタヌぽんくんを、投稿主さんのお家に連れて帰ることにしました。
その日から、食事やお水はもちろんのこと、獣医師さんの指導のもと、毛玉をカットしたり各種検査をしたり、手厚く介抱してもらうタヌぽんくん。新しい環境におびえないようにタヌぽんくん用の部屋も用意して、必要以上に構わないよう気を遣って過ごします。すると保護から4日目……ついに、頭や前足を触らせてくれるようになったんです!
ずっと距離を取ってきたタヌぽんくんがこうして触らせてくれるようになり、投稿主さんも一安心です。
動画には、「頑張れタヌぽん、早く元気になって」「ママさんを信じて助けを求めて奇跡が起きた!」などの暖かなコメントがたくさん寄せられています。野良猫として顔を合わせているときから毎日のように声をかけていたという投稿主さん。その気持ちが通じて、ピンチのときに頼ってきてくれたタヌぽんくん。これからずっと一緒に暮らせるね!
飼い主さんのInstagram(@teru3dogs3cats)では、タヌぽんくんのその後の様子を見ることができます。
画像提供:teru3dogs3cats(@teru3dogs3cats)さん
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