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プラスチックを食べ飢えをしのいだ保護犬、引き取って4年後…… 飼い主の愛と努力で元気になったビフォーアフターに感動

今はとても幸せです。

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 4年前に保健所から引き取られたワンコが、新しい家族の元で心身ともに元気を取り戻していく姿がInstagramに投稿され、「犬種の情報を求めて海外まで行くなんてすごい愛!」「生きていてくれてありがとう」と話題になっています。投稿は記事執筆時点で18万9000回以上再生され、約6000件の“いいね”を獲得しています。

 話題となっているのは、メキシカン・ヘアレス・ドッグの「ちゅろす」ちゃんです。2018年8月、ちゅろすちゃんは建設現場でうずくまっていたところを投稿者さんに保護されました。首輪をしていたので警察に届け、その後保健所に移されましたが、飼い主は現れず……。保健所での預かり期間の最終日直前に投稿者(@hirota_cup)さんの家族の一員として迎えられました。

4年前の8月、家族になったちゅろすちゃん

 投稿者さんがちゅろすちゃんを見つけたとき、犬なのかどうかもわからなかったそうです。全身に毛が生えておらず、“何かひどい病気なのかも”と考えたとか。保健所から引き取ることはできましたが、それがちゅろすちゃんの“命”と向き合う投稿者さんの戦いの日々の始まりでした。

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警戒しないで、ゆっくり眠っていいんだよ

 どれだけ長い間さまよっていたのでしょう……? 身体はガリガリに痩せてるだけでなく、食物アレルギー、皮膚疾患、分離不安……とボロボロでした。腸閉塞になりかけて開腹手術をしたら、プラスチックの鳥のおもちゃが出てきたくらいで、食べることもままならなかった日々が想像できます。

ガリガリに痩せていたちゅろすちゃん、なかなか体重が増えてくれません……
珍しい毛のない犬種だったのです

 手術や治療を施し、体温を維持するためのケアをしても下痢が続き、なかなか体重が増えてくれません。何より投稿者さんを悩ませたのは、日本ではとても珍しい犬種のため、メキシカン・ヘアレス・ドッグに詳しい獣医師さんに巡り合えないことでした。そこで投稿者さんが思い切って取った行動とは……?

東洋医学など、できることは全部やってみましたが……
メキシカン・ヘアレス・ドッグの故郷、メキシコへ!
メキシコでもあまり見掛けなくなっているのだとか

 投稿主さんは、メキシカン・ヘアレス・ドッグの原産国へと向かいました。コロナ禍で渡航が大きく制限される直前だったということも幸運でした。メキシコでは同じ犬種と出会うことができ、貴重な情報交換をして帰国した投稿者さんの元で、ちゅろすちゃんはどんどん元気になっていきます!

表情も明るくなりました
緊張して眠れなかったあの日とは違います

 保護犬を迎えるのは簡単なことではありません。家族の愛情だけでなく、先住犬との相性や、犬種への深い理解……もちろんお金もかかります。すべてをクリアすべく奮闘した投稿者さん一家は、この4年を振り返り、ちゅろすちゃんと出会えたことをとても幸せだと感じているそうです。

体格だってこの通り!
テレビ番組に出演しました

 動画には、「感動して泣きました」「素敵な人に出会えて良かった……」「これからはずっと幸せだね!」などのコメントが寄せられています。“捨て犬”だったちゅろすちゃん……フジテレビ「坂上どうぶつ王国」に取材され、地上波デビューも果たしました。人(犬)生何があるかわかりませんね!

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 投稿者さんのInstagram(@hirota_cup)では、ちゅろすちゃんのその後や、先住犬の「こたつ」くんとの仲良しぶりなどを見ることができます。

 また、投稿主さんは“飼い主さんと愛犬が一緒にいる時間を、より素敵にしたい”という思いでドッグウェアブランド「kentii」を立ち上げ運営しています。「kentii」のInstagramアカウント(@dogclothes_kentii)には、ただでさえかわいいわんこ達が、さらにかわいくなって飼い主さんに愛されている姿が投稿されています。

兄妹になれたこたつくんとちゅろすちゃん
こたつくんのお誕生日に家族で記念写真を撮りました
おしゃれ&紫外線対策です

画像提供:H/S(@hirota_cup)さん

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