迷子になった柴犬が、沢山の人の善意がつながり無事発見されたエピソードがTwitterで感動を呼んでいます。
迷子になった柴犬は「ホクト」さん。前の飼い主に飼育放棄され、わけあって今の飼い主さんに引き取られたんだそうです。
ホクトさんと今の飼い主さんの出会いは偶然。飼い主さんが車を走行中、突然飛び出してきたのがホクトさんでした。ボロボロで憔悴しきっていたホクトさんをすぐに保護し、警察に連絡。病院に連れて行ったところ深刻な疾患が見つかったそうです。
しばらくして警察に飼い主が名乗りでましたが、所有権を放棄したため、今の飼い主さんが引き取ることに。
飼い主さんによると引き取ってすぐのホクトさんは、長期間飼育放棄されていたためか、長いものや大きな声に極端におびえたり、なでようとするとびくびくしたりしていたとのこと。最初は、なでてもらったり抱っこしてもらったりすると、どう甘えていいか分からず動揺し、無表情だったんだそうです。
しかしその後、飼い主さん家族のたっぷりの愛情に包まれ、徐々に笑顔が出るように。人間が信じられるようになったと同時に、すっかり甘えん坊で人懐っこい“甘柴”になりました。
そんなホクトさんですが、6月下旬のある日、散歩中通りがかった人に驚かされ、パニックになり迷子になってしまいました。飼い主さんはすぐにチラシを作り、睡眠時間を削って迷子になったエリア周辺を自転車でまわりながら、必死に捜索。
迷子情報とチラシをTwitterにもアップしたところ、リツイートの善意のリレーがつながっていっていきました。Twitterと並行してチラシをポスティング、配布すると、地域の人たちも捜索に協力してくれるように。なかには、飼い主さんが必死で探す姿をみて協力を申し出てくれた、クロネコヤマトのドライバーさんもいたんだとか。
するとホクトさんがいなくなって4日目、ついに「チラシと似た柴犬を近所で見かけた」という連絡が! 飼い主さんたちが急いで向かうと、そこには必死で探し続けたホクトさんがいたのです。
感動の再会を果たした瞬間の写真がTwitterに投稿されると、5700リツイート、5万8000いいねをこえる反響が集まりました。飼い主さんに抱かれたホクトさんは、ホッとしたような表情。写真には、「本当によかった」「ご家族も大変だったでしょう、お疲れさまでした」「写真を見て泣けてきました」などのコメントが寄せられています。
Twitterや地域の見知らぬ人たちの善意が広がり、無事発見へとつながったホクトさん。飼い主さんは「Twitterでの皆さまのあたたかいお気持ちに感謝しています。協力してくれた皆様に見つかったよとお伝えしたいのですが、Twitterをやってない方もいるので、ぜひ無事に見つかったこととお礼を伝えたいです」と語っています。
画像提供:柴犬ホクト(保護犬)(@chofu0711)さん
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