虚淵玄原作『アイゼンフリューゲル』劇場アニメ化が決定 総監督に水島精二、音楽は梶浦由記
虚淵玄さん「20年近い時を経てとうとう本当に劇場アニメになりましたとさ」
アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」「PSYCHO-PASS」などの脚本で知られる虚淵玄さんの小説『アイゼンフリューゲル』の劇場アニメーション化が決定。ティーザーPVとビジュアルが公開されました。
『アイゼンフリューゲル』は、シナリオライターの虚淵玄さんが2009年に手掛けた全2巻の小説。巨大な翼を備えた龍が大空を支配していた時代に、空の覇権を奪い取るべく人間たちが航空機で戦いを挑むという物語です。
劇場アニメでは、「鋼の錬金術師」や「機動戦士ガンダム00」シリーズなどを手掛けてきた水島精二さんが総監督に就任。監督はアクション・ドラマの演出に定評のある小松田大全さんが務め、原作の要ともいえる“龍と航空機の空戦チェイス”を、「A-1 Pictures」制作で描写します。
また、キャラクターデザインには「Fate/stay night」「Fate/Grand Order」「月姫 -A piece of blue glass moon-」などで知られる武内祟さんを起用し、音楽は梶浦由記さんが担当。迫力ある映像と壮大な音楽のもと、魅力あふれるキャラクターが躍動します。
劇場アニメ化に際し、原作の虚淵玄さんは「『あっそういえばお蔵入りしてたアレを』と思い立ち、埃を被っていた構成案を上下巻の小説に仕立て直しましたと」と、『アイゼンフリューゲル』の誕生秘話を披露。「『これ映画化しませんか?』とオファーしてきてくれました。こうしてアイゼンフリューゲルは20年近い時を経てとうとう本当に劇場アニメになりましたとさ。めでたしめでたし」と明かしました。
虚淵玄さんのコメント全文
昔昔あるところにニトロプラスというエロゲ屋がありました。
そこにひょっこり劇場アニメ企画のオファーが転がり込んできたので、
脚本家は異世界で龍とジェット航空機が性能比べをする企画書を出しました。
すると社長は言いました「これ1クールアニメの構成案に組み直して」
慌てた脚本家は内容を盛りました。
しかし企画の進捗は音沙汰がなくなり誰もが忘れてしまいました。
それからしばらくして、ガガガ文庫と縁のできた脚本家は
「あっそういえばお蔵入りしてたアレを」と思い立ち、
埃を被っていた構成案を上下巻の小説に仕立て直しました。
それからまたしばらくして、アニプレックスが
「これ映画化しませんか?」とオファーしてきてくれました。
こうしてアイゼンフリューゲルは20年近い時を経て
とうとう本当に劇場アニメになりましたとさ。
めでたしめでたし
(C)虚淵玄/小学館/「アイゼンフリューゲル」製作委員会
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