ラッパーの“警棒ニキ”ベル、傷害容疑で逮捕　集団暴行の数日前に公開された動画では「真面目になるためにラップやってる」（1/2 ページ）

　神奈川県警は9月26日、ラッパーの“ベル”こと永井竜也容疑者を傷害の疑いで逮捕。同容疑者は8月19日に神奈川県横浜市の路上で男性を集団暴行し、刃物で左胸を刺して全治1カ月相当の重傷を負わせたとみられています。

　2019年4月に開催された「BSスカパー！BAZOOKA!!!第15回高校生RAP選手権 in TOKYO」でベスト8入りを果たし、一躍注目を浴びたベルさん。その後もABEMAで配信している音楽バラエティー番組「ハイスクールダンジョン」に出演するなど、トレードマークだったリーゼントヘアとともに存在感を増していました。

　しかし、2021年9月に投稿したツイートで、5月に強盗殺人未遂で逮捕され、懲役2年執行猶予4年の有罪判決を受けたと主張。「賛否両論はあると思うけど、それが俺のリアルだから」とし、“留置場で書いたリリック”を基にしたという楽曲「零四六」を発表していました。

　犯罪自慢と受け取られかねない「告白」が賛否を呼ぶ中、2022年7月に開催された、朝倉未来さんと海さんがスペシャルアドバイザーを務める格闘技イベント「BreakingDawn5」のオーディションへ参加。同じオーディション参加者と特殊警棒を振りかざしての激しいケンカとなったため、当時の動画を見ていた者から“警棒ニキ”との異名を付けられることとなりました。

　両者を止めに入った海さんですが、YouTubeスタッフがベルさんの“超大ファン”だった縁もあり、ベルさんを自身のチャンネルのゲストとして招待。

　8月14日に公開された動画で“ラップ界のスター”とされたベルさんは、「自分真面目になるためにラップやってるんで」「ラップだけで頑張ろうと思ってます」と、今後はケンカや暴力から抜け出してラップ一筋で頑張っていく決意を表明。

　しかし、途中で“先輩”なる人物から電話がかかってきた際には、「タイマンしたっていうふうに聞いて」という不穏なワードも飛び出し、海さんたちを爆笑させていました。