米ラッパー・クーリオが59歳で急逝　「ギャングスタズ・パラダイス、安らかに」スヌープ・ドッグが追悼

　米現地メディアが9月28日（現地時間）、米ラッパーのクーリオが59歳で死去したと報じました。マネジャーで友人のジャレス・ポージーが伝えたとのことですが、死因などについては明かされていません。

　現地放送局「CNN」がコンタクトした米ロサンゼルス消防局の話では、電話を受けた救急医療隊員が現場に到着した時点ですでにクーリオは無反応の状態。16時ごろから約45分間の緊急蘇生を施すも、息を吹き返すことはなく、17時に死亡判定したとのことです。

　クーリオ（本名：アーティス・レオン）は1963年生まれ、米カリフォルニア州コンプトン出身。1994年にヒップホップレーベルの名門「Tommy Boy Records」と契約し、同年にヒット曲「ファンタスティック・ヴォヤージュ（原題）」をリリース。1995年リリースの楽曲「ギャングスタズ・パラダイス（原題）」でグラミー賞を獲得し、同レーベルYouTubeチャンネルでの視聴回数が10億回を超えるなど、現在でも定番楽曲として親しまれています。

　1990年代のラップシーンを彩ったクーリオの死を受けて、ラッパーのスヌープ・ドッグはInstagramで「ギャングスタズ・パラダイス、安らかに」と哀悼の意をポスト。DJ・プロデューサーのピート・ロックもInstagramを更新し、「なんてことだ」「ゆっくり休んでくれよ」とクーリオの死を悼んでいました。

　また、日本のアーティストからもクーリオの死を惜しむ声が。ロックバンド「Dragon Ash」の降谷建志さんは9月29日にInstagramのストーリーズを更新し、生前のモノクロショットとともに「R.I.P（安らかに）」とつづっています。