椎名林檎グッズがヘルプマーク、赤十字マークに酷似で物議 販売元「多くの意見を踏まえ、弊社内で協議中」(1/2 ページ)
「多くの皆さまから頂きましたご意見を踏まえ、弊社内で協議しております」とのこと。
11月末に発売される椎名林檎さんのオフィシャル・リミックスアルバム「百薬の長」の関連グッズが「ヘルプマーク」「赤十字マーク」に酷似していると物議を醸している件(関連記事)について、同アルバムの特設サイトにコメントが掲載されました。
特設サイトに掲載されたのは「11月30日発売の椎名林檎のオフィシャル・リミックスアルバム『百薬の長』【UNIVERSAL MUSIC STORE限定版】に付属する特典グッズに関しまして、多くの皆さまから頂きましたご意見を踏まえ、弊社内で協議しております」とのコメント。今後については決定次第、あらためて案内するとしています。
「百薬の長」にはグッズ3種が付属する「UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤」があり、そのグッズのうちの2種、アクリル・カードケース「諸々券ケース」、マスクとマスクケースのセット「夢語りマスク」にはそれぞれ赤地に白い十字マーク、白地に赤い十字マークがデザインされています。これがヘルプマーク、赤十字マークに酷似しているのではないか、というのが批判の焦点です。
ヘルプマークは「義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなる」(東京都福祉保健局より)ためのマーク。これに類似したデザインのグッズが出回るとヘルプマークが何かのグッズと誤認されたり、混乱を招いたりする恐れがあるというコメントがTwitter上に続出していました。
また、赤十字マークは日本赤十字社によれば、戦争・紛争時の救護活動を行う際に用いられるもので、その性質上「使用については赤十字社と法律等に基づいて認められている組織」に限定されているとのこと。アルバムのグッズに用いるのは法的に問題があるのではないか、という指摘が現れていました。
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