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「ジェシカおばさんの事件簿」「美女と野獣」アンジェラ・ランズベリー96歳で逝去 NASAも“宇宙のバラ”ささげ追悼

97歳の誕生日5日前に。

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 イギリス出身の米俳優アンジェラ・ランズベリーが10月11日(現地時間)、96歳で亡くなりました。97歳の誕生日を5日後に控え、ロサンゼルスの自宅で安らかに亡くなったことが彼女の子どもたちによって発表されました。


ジョシュ・ギャッドも追悼(画像はジョシュ・ギャッドのInstagramから)

 ロンドンで生まれたアンジェラは米移住後に1944年の映画「ガス燈」メイド役で俳優デビューし、同作を含め3度アカデミー賞にノミネート。1984年から12年に渡り演じた主演ドラマ「ジェシカおばさんの事件簿」のジェシカ・フレッチャー役で世界的に知られる俳優になりました。トニー賞を5回受賞し、2013年には第86回アカデミー賞で名誉賞を受賞。その他にも数々の賞を受賞してきたアンジェラですが、すでに輝かしいキャリアを築いたあとも話題作に出演し、「グリンチ」(2018年)、「メリー・ポピンズ リターンズ」(2018年)など晩年まで精力的に俳優としての活動を続けてきました。

 映画「ラスベガスをぶっつぶせ」(2008年)や「アナと雪の女王」(2013年)のオラフ声優などで知られる米俳優ジョシュ・ギャッドは自身のSNSに2ショット写真を投稿し、「1人の人間がいくつもの世代に影響を与え、10年後まで定義する幅広い作品を作り出すことは、めったにありません。アンジェラ・ランズベリーはそんなアーティストでした。『メイム』から『ベッドかざりとほうき』『ジェシカおばさんの事件簿』『美女と野獣』『メリー・ポピンズ リターンズ』まで、4世代にも渡り感動を与えました。演劇、テレビ、映画で名声を得た真のレジェンドに哀悼の意を表します」とアンジェラに敬意を表しました。

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エリック・マコーマックの投稿(画像はエリック・マコーマックのInstagramから)

 米シットコム「ふたりは友達? ウィル&グレイス」で知られるカナダ出身の俳優エリック・マコーマックは、舞台「The Best Man」でアンジェラと共演したときの写真をSNSへ投稿。「この驚くべき女性と舞台へともに立てたことはとても光栄なことでした。彼女のような人は他にいない。安らかに眠ってください。親愛なるアンジェラ」とアンジェラへの尊敬を示しながら追悼しています。


キャサリン・ゼタ=ジョーンズはアンジェラと2人芝居も(画像はキャサリン・ゼタ=ジョーンズのInstagramから)

 さらに舞台「A Little Night Music」でアンジェラと共演した英俳優キャサリン・ゼタ=ジョーンズは「親愛なるダーリン、デイム・アンジェラ・ブリギッド・ランズベリー。安らかにお眠りください。私たちのブロードウェイ2人芝居は、ずっと私の人生の喜びとなるでしょう。ブロードウェイであなたのために照明が暗くなるとき、私たちの心であなたが永遠に輝くのです。愛しています、アンジェラ。キャサリンより」とアンジェラへの愛をつづっています。

NASAも追悼

 また、NASAはTwitterで“NGC7129”というバラの蕾(つぼみ)のような星雲と星団の写真をシェア。「Tale as old as time(古くから語り継がれる物語)True as it can be(変わらない真実)」とアンジェラがポット夫人の声優として出演した「美女と野獣」テーマソングの歌詞を引用し、「アンジェラ・ランズベリーをしのんで、スピッツァー宇宙望遠鏡によってつみ取られた宇宙のバラをささげます」と美しい宇宙のバラをアンジェラにささげ追悼しました。

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