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iPhone14の新機能「衝突検出」に脆弱性 ジェットコースターに乗ると無限に緊急通報 バイクを運転中にスマホ落下でも同様の事例(1/2 ページ)

出荷数が増えれば同様に事例も増えそうですね。

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 2022年9月に発売されたiPhoneの最新機種「iPhone14」で実装された新機能「衝突検出」が、事故が起きていないのに緊急通報をしてしまう事例が報告され、海外で注目を集めていました。


iPhone14で実装された「事故検出」機能(関連記事

 衝突検出は、iPhoneが“激しい衝突事故”を検出した場合、画面に緊急通報を行うかどうかの確認画面が表示されます。一定時間経っても画面が操作されず、通知に対応がないと自動で緊急通報を行うシステムです。

 本来であれば人命救助に役立つ素晴らしいシステムですが、米オハイオ州の遊園地では誤検出による緊急通報が発生して、ちょっとした混乱を起こしたようです。

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 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、遊園地を家族で訪れていたサラ・ホワイトさんはiPhone14を手荷物のバッグに入れた状態で、ジェットコースターに乗りました。アトラクションを楽しんだ後に、ホワイトさんがiPhone14を取り出して画面を確認すると、そこには大量の緊急通報システムや通話、ボイスメールの通知が届いていました。

 どうやらジェットコースターによる負荷や騒音を事故によるものと誤検出してしまったもよう。本来であれば「事故ではない」と操作すべきでしたが、バッグにしまってジェットコースターに乗っているという状態では対処のしようがなく、自動的に緊急通報が行われました。

 通報を受けた対応者は聞こえてくる音から遊園地にいると判断できたそうですが、無事であるかは確認できなかったため、対応チームを派遣せざるを得ませんでした。


誤検出の場合、画面を操作して通知を停止させることができます

 また、似たようなケースとして、バイクに取り付けていたiPhone14をうっかり地面に落としてしまい、しばらく見失っている間に緊急通報されていたという事例も報告されています。

 誤検出による通報が増えると対応者の大きな負担になりかねません。しかし、「誰かが通報していれば救えたかもしれない」という不幸な死亡事故を減らすことに期待できるのも事実。衝突検出システムの精度向上に期待したいところです。

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