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山田邦子、「水ダウ」“しんどい先輩”きっかけで若手芸人からラブコールのワケ 「たぶん松本くんが、私イジリを始めた」(1/2 ページ)

若手にスケジュール合わせる先輩も“しんどい”。

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 80年代からのお笑いブームで一世を風靡(ふうび)し、1週間のレギュラー本数が14本などの伝説を残す、レジェンド級女性ピン芸人の山田邦子さん。


レジェンド級女性ピン芸人の山田邦子さん

 近年は舞台のほか、YouTube「山田邦子 クニチャンネル」での若手芸人たちとのコラボや、香川照之さんの騒動を解説するといった話題の芸能ニュースへのコメントが注目を集めるなど、YouTuberとしても活躍中です。

 ねとらぼでは、10月12日に歌謡曲ミニアルバム「ザ・山田邦子カーニバル!」を発売した山田さんにインタビュー。YouTuberとしての活動やテレビや芸能人を取り巻く環境の変化、最新アルバム収録の様子について聞きました。

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――いくつかのトーク番組で披露していた、「1カ月のギャラ1億円を百貨店の紙袋で手渡し」は、今では考えられない衝撃的な話でした。

山田邦子(以下、山田): あの話が一人歩きして、なんだか私だけみたいな受け取られ方をしていますよね。当時は月に1億円のギャラをもらう芸人は、珍しくなかったんです。

 今と違って、銀行の営業時間を過ぎたら預けることもできない。みんな紙袋のまま持ち歩いて、テレビ局の楽屋に置きっ放しにしていました。そんなんでよく、盗まれなかったですよねえ(笑)。

 夕方事務所でギャラをもらったら、そのまま居酒屋に飲みに行く。持たされた後輩芸人が紙袋を抱えて「嫌だなあ、これ嫌だな。全然酔えない」って、ボヤいていました(笑)。

若手芸人との交流 きっかけは「たぶん松本くんが、私イジリを始めた」


若手芸人とも積極的に絡む山田さん

――後輩芸人といえば「山田邦子 クニチャンネル」で、若手芸人とコラボしています。

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山田: 「水曜日のダウンタウン」(TBS)のドッキリ企画で、「しんどい先輩芸人からYouTubeでコラボしたいと言われたときの断り方ムズい説」がきっかけでした。たぶん松本(人志)くんが、私イジリ(笑)を始めた感じで。ダウンタウンは昔、私の番組にも出てくれたし、いろいろな共演の思い出から“しんどい先輩”って立場に、私を置いたんです。

 最初は失礼だと思ったし、周りからも「よく引き受けたね」と驚かれましたけど、面白い番組がやることだから。実際、本当に楽しかったです。ただ、若手芸人にとって「しんどい先輩」だろうけど、こっちも売れっ子の若手にスケジュールを合わせるのが、しんどかったですよ(笑)。

――アントニーさん(マテンロウ)や鬼越トマホークさんたちが、大先輩を相手にすごくのびのび、楽しそうなのが印象的です。

山田: すっかり仲良くなって番組やコラボに関係なく、一緒に食事や遊びに行っています。彼らは人気があっておもしろいし、瞬発力もすごい。若いから、粗削りな部分もあるけど、それが勢いなんだな……と感じてうらやましいし、吸収したいと思いますね。

 直接の先輩とか、それこそ松本くんみたいな若手にとって「身近な尊敬する先輩」なら、恐ろしいくらい緊張するだろうけど、年代が離れていますからね。なんか架空の伝説の人みたいな、「変なものと知り合ったな」って感覚じゃないですか(笑)。

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――「オレたちひょうきん族」(フジテレビ)が始まった頃、生まれてない世代ですもんね。でも多くの冠番組など、彼らの憧れを成し遂げてきた大先輩です。

山田: 元々、緊張されないキャラのせいかも。昔から、一般の人が気づいても、感動されない(笑)。「山田邦子だ!」とか「あ。邦ちゃん!」って、親戚に会ったみたいに話しかけられます。

 まあ私もそうそうたる大物芸能人を、呼び捨てにしていましたからね。デビュー当時の私は、今のフワちゃんっぽかったの。だから、フワちゃんに初めて会った時、「あ。山田邦子だ!」って、あの感じで言われて笑っちゃいました(笑)。

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