川に落ちた捨て犬らしき柴犬を発見 無事救助された姿に「保護してくれてありがとう」と感謝と感動の声
いい人に出会えてよかった。
YouTubeチャンネル「但馬の田舎暮らし どんぐ屋」に、川に落ちていたワンコを保護した様子が投稿されました。動画は記事執筆時点で21万回以上再生され、たくさんの感謝の声と5500件をこえる高評価が寄せられています。
投稿者の「但馬の田舎暮らし どんぐ屋」さんたちは兵庫県朝来市にて農業を営み、米やネギなどを生産しています。特に米はできる限り農薬を使わない合鴨農法で生産されているそうで、この日は合鴨たちにエサを与えていたところ、川から謎の鳴き声が聞こえてきたのだとか。
合鴨を襲いにきた動物がいるのかも? と2人が川を見に行くと、なんとそこには1匹のワンコの姿が。一体何が起きたのか不明ですが、ワンコは真っ暗で寒い場所で不安だったのかキャインキャインと鳴いていたそうです。
2人はその見た目から犬が恐らく柴犬、かつ飼い犬だろうと判断し、「かむかなぁ?」と言いつつ迷うことなく救助に向かいます。ワンコを助けるために前日からの雨で増水した夜の川に入り、躊躇(ちゅうちょ)なく進んでいく投稿主さんの優しさと勇気に胸が打たれます。
その後ワンコは抵抗することなく抱きあげられ、あっという間に保護されました。攻撃したり暴れたりしないところを見ると、やはりどこかで飼育されていたワンコなのかもしれません。その後警察に連絡したところ拾得物としての届け出が受理され、飼い主さんが現れるのを待つことになったそうです。
投稿者さんたちが近隣の人に話を聞いたところ、1時間ほど前に高齢の女性が2匹のワンコを車から降ろしている姿が目撃されていたとのこと。意図的に遺棄したのか散歩中に逃げ出したのか詳細は不明ですが、残念ながらその後飼い主さんが名乗り出ることはありませんでした。
現行の遺失物法ではワンコを保護して警察に届け出をし、2週間飼い主が現れなかった場合、所定の手続きを行なえば家族に迎え入れることができるのだそうです。そして保護から2週間後、川に落ちて震えていたワンコは「コタロウ」という名前をもらい、正式に投稿者さん宅の家族になったのでした。よかった……!
なお当日目撃されていたもう1匹のワンコも、無事に保護してくれる人が見つかったのだとか。詳しいことは教えてもらえなかったそうですが、コタロウくんと同じくすてきな家族に巡り合って幸せになっていることを願いたいですね。
投稿者さんはYouTubeチャンネル「但馬の田舎暮らし どんぐ屋」とInstagram(@donguyachannel)で、合鴨農法をはじめとした農業関連の情報を発信しています。Twitter(@deka_morishi)にはコタロウくんの様子も投稿されているので、気になる人はのぞいてみると良さそうです。
画像提供:YouTubeチャンネル「但馬の田舎暮らし どんぐ屋」さん
(三日月 影狼)
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