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妻に先立たれた認知症の父に、保護猫を会わせてみたら…… 予期せぬ行動に「涙が止まりません」「感動をありがとう」

猫ちゃんの優しさに涙がこぼれそうになります。

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 YouTubeチャンネル「猫のくつろぎ ~Relaxing Cats~」に投稿された、保護猫が妻に先立たれた認知症の父に対して取った思わぬ行動に涙が出そうになります。動画は記事執筆時点で、67万回以上再生されています。


優しい猫ちゃんのお話です

 動画に登場するのは投稿主さん宅で暮らしているラグドールの男の子「ムク」くんです。ムクくんは2歳4カ月のとき、あるペットショップの里親募集で出会った猫ちゃん。もともとの飼い主さんにかわいがられていたのか大人しく、人懐こい性格なのだそうです。


お父さんとムクくんがご対面

お父さんをテーブルに誘導するムクくん

 この日投稿主さんは、そんなムクくんと一緒に実家に向かっていました。投稿主さんの母は3カ月ほど前に末期がんと診断され、闘病の末に旅立ったとのこと。残された父は末期がんの診断前から認知症を患っていましたが、お母さんの余命を知ってからさらに症状が進んでしまったそうです。

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 実家に到着後、父と対面したムクくん。父は認知症の症状で5分もたたずに名前を忘れてしまうものの、ムクくんがいることを喜んでいる様子です。ムクくんに話しかけたり優しくなでたりする姿を見ていると、父の優しさが伝わってくるような気がします。


何かを探している様子のムクくん

「お父さん、お母さんはどこにいるの?」

 その後ムクくんは父に寄りそったり投稿主さんと遊んだりしつつも、何かを探しているようなそぶりを見せます。しばらくあちこちをうろうろしていたムクくんでしたが、何かを感じたのか母がいつも座っていた座椅子に座ったのです。もしかしたらムクくんは母を探していて、ふと母が旅立ったことに気付いたのかもしれません。


お母さんの椅子に座りました

甘えにきたムクくん、かわいいです

投稿主さんとお父さんの間でくつろぐムクくん

 その後投稿主さんが座椅子に座ると、ムクくんは父と投稿主さんの間でくつろぎはじめました。投稿主さん家族に起きた出来事を感じ取ったのか、そっと父に寄り添うムクくんの優しさに思わず涙がこぼれそうになります。

 投稿主さんによると父はもうすぐ入院するため、ムクくんと会えるのは恐らくこれが最後になるとのこと。ムクくんの名前や姿を忘れてしまったとしても、きっとその優しさやぬくもりは父の中に残り続けることでしょう。


優しい手つきでムクくんをなでるお父さん

お散歩前にもなでなで

 父、母との思い出を詰まった実家を後にし、帰宅したムクくんを「ふく」ちゃんが迎えにきてくれました。そしてふくちゃんはムクくんを労わるように寄り添い、優しくなめてくれたのでした。

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 コメント欄には「探してたんじゃなくて、お母さんが居たんじゃないでしょうか?椅子に座ったのは、お母さんの膝に乗ったんだと思います」「人間が想像するより猫ちゃんは多くの事を理解しているのでしょうね」「ただただ涙が出ました。とても優しく穏やかな動画ありがとうございました」といった、たくさんの優しいコメントが寄せられています。


「おかえりなさい」

 投稿主さんはYouTubeチャンネル「猫のくつろぎ ~Relaxing Cats~」とInstagram(@nekono_kutsurogi)に、ムクくん、ふくちゃんをはじめとした6匹の保護猫と暮らす日々の様子を投稿しています。

生前のお母さんとムクくん
ムクくんがやってきた日
全力!!

画像提供:YouTubeチャンネル「猫のくつろぎ ~Relaxing Cats~」さん

三日月 影狼

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