スイッチバックとループ橋がそろう「鉄道漫画の聖地」! 絶景「奥出雲」、熱烈スイッチバック鉄が企画した「鉄道マンガ展」に行ってきた:月刊乗り鉄話題(2022年11月版)(3/5 ページ)
わっ、もうすぐ終わりだ。面白かったからみんなも行ってみて! 木次線乗ってきて!
必見! 三段式スイッチバックを再現した「木次線スイッチバックのジオラマ」
第二会場もあります。ここは有料(300円)です。ちょっとおカネがかかった展示物があります。
それは「木次線スイッチバックのジオラマ」! すごいすごい。Nゲージで三段式スイッチバックを再現しました。これは見ただけでキブンが上がります。自動運転システムまで組み込んでいます。江上さんが東京の自宅付近を散歩中に見つけた町工場がすごいレベルでびっくり、「壁にUFOが刺さってて、UFOの修理できますって看板があって、何だろうと思って訪ねたら仲良くなったんだよね」と、すてきな縁があったそうです。
このジオラマを観るだけでも300円以上の価値はあるし、全国から新幹線や飛行機やサンライズ出雲に乗って来るべきかも。
周りの壁にも漫画の原画がたくさんあります。展示テーマは「木次線特集」でした。数ある漫画の中から、「木次線」や「出雲坂根のスイッチバック」が登場する場面を並べました。こんなにあるんですね。
例えば、「鉄子の旅」「新・徹子の旅」「青春(あおはる)鉄道」「始発ちゃん」「おんな鉄道ひとり旅」「テツぼん」「駅弁ひとり旅」「ゆりてつ 私立百合ヶ咲女子高鉄道部」「ヒゴロ」、そして風景日本絵画・棚町宣弘氏の作品など。鉄道漫画ファンの皆さん、ここに来れば聖地巡礼が1回で済みますぞ(違うか)。
それにしても出雲坂根スイッチバックの人気はすごいです。「鉄子の旅」の作中で江上さんが興奮する姿もありました。やっぱりここだけじゃもったいないなあ。大都市で開催して第二会場の作品やジオラマを展示したら、もっとたくさんの人に木次線や出雲坂根のスイッチバックを知ってもらえるんじゃないかしら。
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