人が怖くて懐かなかった元野良猫、シャーと威嚇していたが今では……　少しずつなでさせてくれるようになった姿に感動

　人が怖くて懐かなかった元野良猫の現在を撮影した動画がYouTubeチャンネル「あにまるほんぽ」に投稿されました。動画は記事執筆時点で1万6000回再生を超え、「嬉しくて泣けちゃいます」「とても感動しました」とコメントが集まっています。

　飼い主さん夫妻のお家には、ヘルマンリクガメの「梵天（愛称：ぼんちゃん）」くん、茶白猫の「茶々まる（愛称：ちゃ～ちゃん）」、キジトラ柄の「チョッパー」くん、元野良猫の親子「テト」ちゃんと「シンバ」ちゃんが暮らしています。

　野良猫時代、お母さん猫のシンバちゃんは飼い主さん宅にご飯をもらいに通うようになり、それからすぐに妊娠が発覚。娘のテトちゃんを飼い主さん夫妻に託してから、姿を見せなくなったときもあったのだそうですが、1年ほどたったころ、ふたたび帰って来てくれたのだとか。

　そして2021年2月23日にシンバちゃんを保護し、家族になったのだそうです。外で過酷な生活を送っていたのか、とても警戒心が強いというシンバちゃん。今まではシャーと威嚇してなでさせてくれませんでしたが、元々の優しい性格もあり、徐々に慣れてきてくれているようです。

　シンバちゃんは、ママさんの匂いがついた洋服の上で寝るのがお気に入りになり、寝室に来てくれるようにもなったとのこと。ちゅ～るなどの液体おやつにも慣れ、最近は飼い主さんの手から個体のおやつを食べる練習をしています。

　動画に映るシンバちゃんは、ママさんの手をかまないように上手におやつをカリカリ。これを見たママさんは「すご～い」と感動の声をあげます。さらに、ちゃ～ちゃんと一緒のベッドで寝ていたシンバちゃんをなでてみると、一度シャーと威嚇するも頭や顔を少しなでさせてくれました。

　今度はパパさんと触れ合う練習をすると、シンバちゃんはイカ耳で固まりつつも、落ち着いた様子。「大丈夫、大丈夫」「ゆっくりで良いんだよ」というパパさんの優しい声かけや、すぐそばで寄り添ってくれるちゃ～ちゃんに安心しているようで、長い時間なでさせてくれました。シンバちゃんが少しずつ心を開いてくれていることが伝わり、感動で胸が熱くなります。

　飼い主さん夫妻は、シンバちゃんと直に触れ合うことができれば体調の変化に気付きやすくなり、動物病院に行く際のストレスを減らすこともできると考え、なるべく触れ合うように心がけつつ、焦らずゆっくりとシンバちゃんのペースに合わせているそうです。その優しさが伝わっているのか、触れることを徐々に許してくれるようになったシンバちゃん。これからもゆっくりと慣れていこうね！

　動画には「シンバちゃん凄～く良い子ですね」「ずいぶん穏やかに見えます」「人に撫でられる気持ちよさがわかってきたかな」「優しいちゃーちゃんがシンバちゃんの側に寄り添ってくれて頼もしい存在ですね」「ちゃーちゃんが側で、大丈夫だよって言ってくれてるんだろうな」といった反響が集まっています。

　YouTubeチャンネル「あにまるほんぽ」では、シンバちゃんの野良猫時代や、現在の同居猫さんたちとの日常、保護した子猫（関連記事）を里親さんの元へ送り出す様子など、さまざまな動画を公開しています。

画像提供：YouTubeチャンネル「あにまるほんぽ」

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