動物病院で頑張った元保護犬を、先住犬がお出迎え！　あたたかい家族の愛情に「みんな頑張ったね」「涙が出ました」

　YouTubeチャンネル「ベーコン家のポテとひだり」に病院を頑張った元保護犬と、全力でお出迎えしてくれた先住ワンコたちの姿が投稿されました。動画は記事執筆時点で再生数13万回を突破、6600件をこえる高評価を獲得しています。

　飼い主であるベーコンさんとママさん夫妻が暮らすお家では、「ポテ」ちゃん、「ひだり」ちゃん、「チャーリー」くんというお名前の3匹のワンコが暮らしています。

　ポテちゃんとひだりちゃんは元野犬の保護犬。チャーリーくんは2022年6月に牧場に捨てられていたところを保護され、縁あってベーコンさん宅へ。お迎えしたばかりのときは人間を警戒し、ひどく怖がっていました。

　しかしベーコンさん一家の優しさに包まれたチャーリーくんは、少しずつ心を開いてくれるように。今ではだいぶ距離が縮まり、特にママさんのことが大好きになったようです（関連記事）。

　そんな中、チャーリーくんの体調に気になることが。普段よりオシッコの回数が多く、臭いもきつくなってしまったのです。症状とワンコ友達の経験談から膀胱炎を疑うものの、まだ人間に対する警戒心が強いチャーリーくんを病院に連れて行くとなると、暴れて誰かがケガをしたり、つらい思いをしたチャーリーくんが心を閉ざしたりと、悲しい事態になる可能性が少なくありません。

　膿まで出るようになってしまったため、最初は診察無しで尿検査を実施してもらいました。検査の結果は膀胱炎ではなかったものの、包皮炎が疑われるとのこと。自宅で抗生剤を投与していましたが改善されず、しっかりと治すためにベーコンさん夫妻はチャーリーくんを病院に連れて行くことに決めたのでした。

　そしてなんとか診察を終え、チャーリーくんが病院から帰ってきました。するとクレートを開けた瞬間チャーリーくんは猛ダッシュ。病院が怖かったのか、“安心できる場所”である居間に逃げ込もうとします。

　その後試行錯誤しながらなんとかエリザベスカラーを外したものの、リードは外せませんでした。もともと野犬であるチャーリーくんは首回りに触られることに慣れておらず、今身に着けている首輪も病院で付けてもらったものなのです。

　居間のドアを開けるとポテちゃんとひだりちゃんがしっぽをぶんぶん振りながら近寄ってきて、「おかえり！」と大歓迎をしてくれました。そしてみんなで一緒におやつを食べたり、クレートを元の位置に戻したりしつつ、リードを外すチャンスがやってくるまで待つことに。

　その後のチャーリーくんは落ち着いてきたのか、ご飯タイムのママさんのところにおねだりにやってきました。そしてママさんはご飯やおやつを駆使しながら諦めずに挑戦を続け、先が丸いS字フックを使って見事にリードを外したのでした。

　なお診察の結果はやはり包皮炎で、幹部の洗浄を行ったそう。できれば定期的に洗浄をしたいところですが、チャーリーくんのキャパシティーを考えてしばらくは自宅で様子を見ることになったのでした。

　警戒心が強いワンコを病院に連れて行き、診察を受けることは簡単なことではありません。それでも意を決して病院に連れて行ったベーコンさん夫妻も、チャーリーくんを大歓迎してくれたポテちゃんとひだりちゃんも、そして病院を頑張ったチャーリーくんも、みんな大変でみんなとっても頑張った一日だったのでした。

　病院を頑張ったチャーリーくんと全力でお出迎えしてくれたポテちゃん＆ひだりちゃん、そしてベーコンさん夫妻には「100日で築いた信頼は簡単には崩れないね」「見ていて胸がいっぱいになりました。愛情たっぷり」「お二人の愛情がひしひしと伝わってきます」といった、愛が詰まったたくさんのコメントが寄せられています。

　飼い主さんはYouTubeチャンネル「ベーコン家のポテとひだり」に、ポテちゃんとひだりちゃん、チャーリーくんと暮らす日々の様子を投稿中。日々心を開き、優しい表情になってきたチャーリーくんから目が離せません。

　また、投稿主のベーコンさんの職業はデザイナーで、デザインに関するブログ「ベーコンさんの世界ブログ」も運営しています。動画内のBGMはすべて自作で、音楽の仕事を少しずつ受注しているそうです。

画像提供：YouTubeチャンネル「ベーコン家のポテとひだり」さん

（三日月 影狼）

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