米ぽっちゃりモデルの“デブ賛美”投稿呼びかけに大反響 「美しくない」批判はねのけ、やりすぎ投稿が殺到(1/2 ページ)
どんな体形も美しい。
米プラスサイズモデルのアシュリー・グラハムが12月20日、ボディーポジティブに関する投稿をTwitterで呼びかけ。米版Twitterではアシュリーの名前がトレンド入りし、批判の一方で多くのTwitterユーザーが賛同する大反響となっています。
ボディーポジティブとは、これまで社会的に“美しい”とされてきた体形基準にしばられず、あらゆる体形を美しいと認め、賛美しようと呼びかけるムーブメント。アシュリー自身は太めの体形を生かしたプラスサイズモデルの代表格として知られ、これまで細身のモデルしか飾ったことのなかったスポーツ誌の水着カバー号に登場したり、ハイブランドのランウェイを歩いたりと道を切り開いてきました。
最新投稿でアシュリーは、サイドを大胆に露出したドレス姿を披露し「ファット(脂肪、デブの意)ポジティブをやりすぎちゃったあなたの写真を付けて、このツイートを引用RTして」と呼びかけ。アシュリーに答え、この投稿には多くの女性から“やりすぎ”投稿が寄せられています。
キャリアを通じて誹謗(ひぼう)中傷を受けてきたアシュリーですが、今回のツイートにも「彼女は注目に値しない」「美しくない」と否定的なコメントも寄せられています。一方で「産後太りは本当に厄介で、そんな私でも美しいんだと思わせてくれたあなたに感謝したい」「これは私が放射線治療を終えた直後、最大に太っていたけど最高にハッピーだった時の1枚」とアシュリーの言動を支持する投稿も。反響は女性だけにとどまらず「ビッグボーイの出番だよ」と男性も賛同しています。
アシュリーは2020年1月に第1子男児を、2022年1月に第2子、第3子となる双子の男児を出産。産後のInstagramでは両胸で双子に同時授乳する多忙ぶりを披露しつつ、ランジェリーブランド「Knix」と組んで多様な体形、人種のモデルを起用したコラボレーションプロジェクトを展開。「あなたのおかげで彼女がようやく自分もセクシーなんだと思えるようになった」「リアルな女性像」と喜ばれていました。
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