5歳息子がシェルターで吠える犬にかけた言葉とは……　約束を守り一緒に成長したふたりの姿に胸がいっぱいになる

　シェルターから迎えた元保護犬に愛情を注ぐ子どもの動画がInstagramに投稿され、「お兄ちゃんは相手の痛みが分かるんだなぁ」「優しい息子さんに感謝します」と話題です。動画は記事執筆時点で18万4000回以上再生され、6600件を超える“いいね”を獲得しています。

　話題となっているのは元保護犬の「らん」ちゃんと、飼い主さん一家の息子さんです。らんちゃんは、福島県いわき市のNPO法人動物愛護団体LYSTAが運営する「LYSTAシェルター」で保護されていたワンコでしたが、約2年前に飼い主（@wakanail）さん一家との出会いがあり一緒に暮らし始めました。

　2年前のある日、飼い主さんは当時5歳だった息子さんと一緒に、行き場のないワンちゃん猫ちゃんを保護しているシェルターを訪れました。そのときすでに成犬だったらんちゃんの大きさは、立ち上がると息子さんとほぼ同じ……。しかも、施設内に入ると「ワンワン」と大きな声で吠えられてしまいました。飼い主さんは、息子さんが“怖がるかな？”と思いましたが、全く動じないどころか「かわいいねー！　いつボクのお家来るー？」と話し掛けたそうです……！

　「らんちゃんは特別な犬だね」と言った息子さんには、それが運命の出会いだと分かっていたのかもしれません。しかし、シェルターから譲り受け、実際に一緒に生活を始めると、らんちゃんの気の強さや息子さんの幼いなりの空気の読めなさで、らんちゃんが怒る場面もしばしばあったのだとか。あれから2年……今ではお互いに良い距離感を保って生活できるようになってきました。

　小学校2年生になった息子さんと推定3歳のらんちゃん。息子さんになでられると、お返しに顔をなめ、幸せそうに身体を預けるらんちゃんの姿からは、家族みんなが愛情深く接し、大事にお世話をしてきたことが伝わってきます。「ボクもママもパパもらんちゃんのことを守るからね」という約束を守ってくれている息子さん……。これからもらんちゃんとの毎日が幸せに満ちあふれた日々でありますように！

　動画には、「動物と暮らすって、子どもにとっていろんな事が学べると思います」「保護活動や動物愛護にふれることができた息子さんは素晴らしい命の教育をワンちゃんから受けていますね」「思わず涙が出ちゃいました。お子様もとても立派で優しいのですが、保護犬を選択されたご両親も素敵でご立派です」といったコメントが寄せられています。

　元保護犬らんちゃんと息子さんの、兄妹のように一緒に成長していく温かな毎日はInstagram（@wakanail）で見ることができます。

画像提供：waka（@wakanail）さん

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