ヴィヴィアン・ウエストウッド、81歳で逝去「革新と影響は計り知れず」　“パンクの女王”との別れに「私の永遠の憧れ」「ずっと愛してます」（1/2 ページ）

　イギリスのファッションデザイナーであるヴィヴィアン・ウエストウッドが12月29日に逝去。ブランド公式InstagramとTwitterによると、ヴィヴィアンは安らかな最期を迎えたとのことです。81歳でした。

　公式SNSでは、26日に1年前に撮影したというヴィヴィアンの動画を公開。故人が手掛けたブランドのスーツを着用し、明瞭な口調で演説する姿を披露していました。

　それからほどなくして、ヴィヴィアンが29日に「南ロンドンのクラファムで平和に家族に囲まれて亡くなった」と報告。また、「ヴィヴィアンは最後の瞬間まで、好きなことをやり続け、デザインをし、アートに取り組み、本を書き、世界をより良いものに変えていきました」「彼女は素晴らしい人生を送りました。この60年間、彼女の革新と影響は計り知れず、これからも続いていくことでしょう」（以上、日本語訳）とヴィヴィアンが世界に与えた影響力と功績についてたたえています。

　日本でもヴィヴィアンと同名のブランドは大きな人気を博しており、矢沢あいさんが手掛けるコミック『NANA』や嶽本野ばらさんの小説『ミシン』、大槻ケンヂさんの小説『ロッキン・ホース・バレリーナ』などに「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のアイテムが登場しています。

　またファッション雑誌『CUTIE』や『Zipper』でもたびたび特集が組まれ、多くの芸能人が「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のアイテムを身に着けてファンを魅了しており、一般には“パンクの女王”として知られる存在でした。

　ヴィヴィアンの死が報じられると、「Yahoo!リアルタイム検索」ではヴィヴィアンに関するワードがトップ4位までを占め、多大なる影響力があったことが明らかに。

　加えてファンからも「え!!!　ヴィヴィアンうそ。やだ」とショックを受ける声や「ありがとうヴィヴィアン」と感謝する声とともに、「ロックファッションをするときもいつもヴィヴィアンが憧れだった」「ヴィヴィアンのアクセサリーは私の永遠の憧れだよ…」「ヴィヴィアン、本当にかっこいい素敵な女性で……これからもずっと愛してます…」と敬意を表する声が相次いでいます。