「ひろがるスカイ!プリキュア」、メインキャラとして初の“男子プリキュア”&“成人プリキュア”が誕生
キャストお披露目会見が開催。キュアスカイ役の関根明良さん「いただいたバトン次につなげられるよう頑張る」
テレビアニメ「プリキュア」シリーズ第20作「ひろがるスカイ!プリキュア」(ABCテレビ・テレビ朝日系)に出演する声優キャストのお披露目会見が、2月5日の放送開始を前に開催。キュアスカイ/ソラ・ハレワタール役の関根明良さんは「実感できるまでにすごく時間がかかって、今もまだ緊張していますが、いただいたバトンを次にまたつなげられるように精いっぱい頑張らせていただきたい」と役への思いを語りました。
また、新たに今後登場する2人のプリキュアの情報も解禁。キュアウィングは、メインキャラクターとしてシリーズ初となる男の子のプリキュアであることが判明。声を演じるのは村瀬歩さんです。さらにキュアバタフライは18歳という、これまたメインキャラクターとしては初の成人しているプリキュアになるとのこと。声を演じるのは七瀬彩夏さん。記念すべき20作目とあって挑戦的な設定が一段と話題を呼びそうです。
同作は、「はてしなくひろがる空」と「ヒーロー」がテーマ。平和だった「スカイランド」の幼いプリンセス・エルがアンダーグ帝国に連れ去られるという大事件が発生。勇敢な少女・ソラはプリンセスを追って別世界である地球のソラシド市へ。ソラはそこで出会った普通の中学生・ましろとともにプリキュアとなり、エルを守るため2つの世界を飛びまわる――というストーリーです。
ソラが変身するキュアスカイは、プリキュアシリーズでは初となる水色のセンターキャラ。関根さんは「ソラちゃんはずっと憧れているヒーローに向かって全力でひた走っている努力家の女の子です。何よりも、彼女の一つ一つコツコツ積み重ねられるという努力の原動力みたいなものがすごい女の子で、台本を見た瞬間にこの子はすごいと思いました。私も声優に憧れて夢へひた走ってきましたので、重なるところがあると思っています」と語っています。
キュアプリズム/虹ヶ丘ましろ役の加隈亜衣さんは、「ましろちゃんはすごく優しくて温かい、女の子の憧れが詰まった子。全身つつがなくかわいくて、(変身したときの)後ろ姿の髪もすてきなんです」と絶賛。「『ヒーリングっど・プリキュア』(「・」はハートマーク、2020年)でラビリンの声を1年間担当してプリキュアの背中を見続けていたのですが、今度は自分がプリキュアになるんだ、戦うんだと、また一つ特別な思いが生まれたので、さらに憧れが強くなったプリキュアに自分がどう向き合おうか、キュアプリズムと一緒に見つけていきたいなと思っています」と作品への思いを語りました。
エル役の古賀葵さんは、「エルちゃんはプリンセスで不思議な力を持っていて、まだ赤ちゃんなのですが、表情が毎回かわいくて見ているだけでいとおしいんです。まだたくさんしゃべれることはできないのですが、キュアスカイやキュアプリズムと過ごし触れ合うことでどんなふうに成長してくれるのか今から楽しみです」と語っています。
一方、同作のテーマにちなみ自分の憧れるヒーローは? との問いに、関根さんは「声優の仕事をしていると現場にはたくさんヒーローがいますけれど、メイクさんやスタイリストやマネジャーさんといった、今私が皆さんの前にいられるのを支えてくださっている身近なヒーローに、ありがとうと言いたいです」とコメント。加隈さんは「日常支えてくださっている人やアニメを作っていただいている方、応援していただいている方々など、自分の周りの人たちを勝手にヒーロー認定しています」と返答。古賀さんも「いつもかたわらで支えていただいている事務所の方々やファンの皆さん、家族のみんな」と身近な存在をヒーローに挙げ日頃の感謝を語りました。
また、関根さんはTwitterで毎日、その日の天気をつぶやくのが日課だそうで、「Twitterを始めたとき、空をよく見上げるなと思って始めたのですが、それを見ていた方からおかげで助かりましたと返してくださったことがあって、それから毎日続けています」と、役柄とリンクするエピソードを披露する場面も。
そして、プリキュア20周年ということで会見には第1作「ふたりはプリキュア」の立ち上げから関わってきた東映アニメーションの鷲尾天エグゼクティブプロデューサーが登壇。「20作というのが信じられず、まだ夢じゃないかと。こんなに長くとはと驚いています」という鷲尾さんは、「毎年新しい子が入ってきて毎年楽しめることが一番重要だと思ってこれまでずっとやってきました。それを続けていれば、今まで見てくれていた人もずっと楽しんでくれるに違いないと」とシリーズにかけてきた思いを告白。「(第1作のときも今も)いつも同じで、緊張で震えるんです。夢にも見るしプレッシャーがかかるししんどい。毎回何もないところから作っていくのですが、それがやがて形になって商品として並ぶ、映像として動くのを見た時、ジーンとします。それは毎回変わらないです」と作品を送り出す立場としての思いを語りました。
また、男子プリキュアなど新たなチャレンジについて鷲尾さんは「最初の作品から黒と白のキャラで、女の子が必ずしも好きなカラーではないですよね。そこからチャレンジを繰り返しています。男子や成人設定などは、これくらいのタイミングなのかなというところで考えました」とその狙いを語っています。さらに、ヒーローというテーマについては「立ち上げた当時、ヒロインというのはしっくりこないよねと話していました。表向きには言わなかったですが、20年目ということでヒーローというのを全面に出そうと考えました」としています。
(ADAKEN)
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毎年のことながら、追加プリキュアの初変身シーンには心が躍ります。
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