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佐藤二朗、監督映画作品「はるヲうるひと」が国内賞レース“完無視”に「ファックユー」「単なる、負け惜しみ」(1/2 ページ)

韓国の「第2回江陵国際映画祭」では、最優秀脚本賞を受賞しています。

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 俳優で映画監督の佐藤二朗さんが2月2日にTwitterを更新。自身が原作と監督、脚本を手掛け出演した映画「はるヲうるひと」が国内の映画賞にノミネートすらされなかったことについて苦言を呈しました。

 「はるヲうるひと」は、架空の島にある売春宿「かげろう」を舞台に、当主である真柴哲雄(佐藤さん)やその腹違いの弟で客引きや娼婦たちの世話係をしている得太(山田孝之さん)、妹のいぶき(仲里依紗さん)、「かげろう」の娼婦たちが過酷な環境で生き抜こうともがく壮絶な闘いを描いたヒューマンドラマ。

 2019年10月にポーランドで開催された「第35回ワルシャワ国際映画祭」で初上映され、2020年には「第2回 江陵(カンヌン)国際映画祭」で最優秀脚本賞を受賞。その後コロナ禍の影響もあり予定より約1年遅れて、2021年6月にようやく日本で公開。11月にはBlu-rayとDVDが発売されました。

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Blu-rayとDVDの発売を伝える佐藤さんと主演の山田孝之さん(画像はYouTubeから)

 佐藤さんと山田さんが登壇した絶賛御礼舞台あいさつでは、山田さんが「日本アカデミーに呼ばれたい」と熱意を伝えたことも。しかし、国内の賞レースでは思うような結果を残せませんでした。

 そうしたいきさつからか、佐藤さんは「映画『はるヲうるひと』は、イギリスで邦画を配給するある会社が、その年の175本の邦画のうち、1位にしていた。韓国の映画祭では最優秀脚本賞も頂いた」と日本公開にいたるまでの国外のリアクションを引き合いに出し、「日本の映画祭ではオール完無視」「いや、もちろん。僕たちは賞なんかのためにやってない。ただ、ファックユーくらいのことは言っておきたい」と悔しさをにじませました。


現場で監督を勤めた佐藤さん(画像は関連記事から)

 続くリプライでは、「言うまでもなく、悔しさと、負け惜しみだ」「上記ツイートを見た妻から烈火の如く怒られたからではない」と本音を吐露。「本当に、単なる、負け惜しみだ」とつづりました。

 佐藤さんのツイートから数時間後、山田さんは佐藤さんとの仲むつまじい2ショットをInstagramに投稿しながら「Twitterやめちまえ」「一言だけ伝えた」とだけコメントしています。


山田さんが投稿した佐藤さんとの2ショット(画像は山田孝之Instagramから)

 ファンからは「賞を決める奴らに刺さらなくても、私達の心にはグッと刺さっています」と佐藤さんの気持ちに寄り添う声とともに、「将来にわたってたくさんの人におすすめしたい映画です」「すごく色々考えた作品でした なんで評価されないんでしょう」「一生忘れられない映画です」とすばらしい映画をあらためて称賛する声が寄せられていました。

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