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ブルース・ウィリス、失語症進行し“認知症”の診断 家族は「コミュニケーションが困難」「つらいことではあるもののほっとしています」

前頭側頭型認知症とのこと。

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 2月16日(現地時間)、2022年3月に失語症で俳優業からの引退を発表したブルース・ウィリスについて、明確に“認知症”とされたことが前頭側頭型認知症組合のWebサイトで発表されました。ブルースの現妻エマ・ヘミング・ウィリスや元妻のデミ・ムーアらはInstagramでも同診断を公表しています。

ブルース・ウィリスに認知症の診断がついたことを家族が発表
ブルースを支える女性たちによって発表(画像はエマ・ヘミング・ウィリスのInstagramから)

 砂浜に立ち微笑むブルースの写真とともに公開された声明の中で、家族はまずこれまでずっと彼へ愛情を示してくれた人々へ謝辞を述べました。そして「2022年の春にブルースが失語症であることを発表してから症状は進行し、現在は明確に前頭側頭型認知症(通称FTD)であると診断されました。残念ながら、コミュニケーションが困難であることは、ブルースの直面する症状の1つに過ぎません」と、これまで具体的なことは明かされなかったブルースの症状や健康状態について説明。

 「つらいことではあるものの、やっとはっきり診断がついたことにほっとしています」と家族として現在の率直な気持ちを述べています。

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ブルース・ウィリスに認知症の診断がついたことを家族が発表
2022年12月には家族に囲まれてクリスマスをお祝い(画像はデミ・ムーアのInstagramから)

 家族はFTDと呼ばれる認知症について、「私たちの多くが聞いたこともないような残酷な病気」でありながら「誰もがかかる可能性がある」と指摘。60歳未満の人にとって最も一般的な認知症であり、診断まで数年かかるために潜在的な患者も多いとのことです。

 ブルースの診断内容を今回発表した目的の一端として、未だ治療法のない「より多くの認知と研究が必要とされる」この病気に関し、メディアからスポットが当てられればという願いがあったとコメント。「ブルースはいつも、自分の声を世界にとどけることでほかの人の助けになること、そして公私ともに重要な問題への認識を高めることを信じていた」「いつも人生に喜びを見出し、彼の知る人が皆そうなるよう手助けをしてきた」と、病魔に襲われる前のブルースならきっとそうしていたと、家族が信じる道でもあることを伝えました。

 この前頭側頭型認知症とは、アルツハイマー認知症とは違って、物忘れや徘徊といった症状はあまり見られず、日常生活で感情や問題行動を制御するのが難しくなるといった症状が特徴。またブルースが失語症と発表されたように言葉がすぐに出てこないといった症状もあるといい、初期には認知症だと本人も周囲も気付かず密かに悩むことも多いそうです。

ブルース・ウィリスに認知症の診断がついたことを家族が発表
じきに初孫も生まれる!(画像はデミ・ムーアのInstagramから)

 家族にとってつらいニュースが発表されましたが、ブルースは現妻エマや元妻デミ、5人の娘によって支えられており、2022年12月には全員に囲まれあたたかな雰囲気でホリデーシーズンを過ごす姿が公開されています。

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