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物議醸した高校生向け“二重整形手術”の広告、LA在住モデルの批判が賛否呼ぶ 「脅しをしてはいけない」「一重も一重の美しさがある」(1/2 ページ)

ルッキズムを助長すると物議をかもした広告に言及。

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 米ロサンゼルスで活動するプラスサイズモデルの藤井美穂さんが2月16日にTwitterを更新。美容整形・美容外科「SBC湘南美容クリニック」が電車内に出稿している、高校生を対象とした二重整形の広告について「整形をしないと美しくないと思わせるような広告やめろ」と苦言を呈しました。


藤井美穂さん(画像は藤井美穂Instagramから)

 ネットで取り沙汰された広告は、SBC湘南美容クリニックが提供する10代向けの二重美容整形術「Teen二重術」を案内したもの。女子高校生がグラウンドを走る爽やかな写真に「汗、水、すっぴん怖くない! たった3年の高校生活。1秒でも早くカワイイ私で過ごしたい。」とのキャッチコピーが添えられています。

 同クリニックの公式サイトでは、「毎朝二重のり・二重テープをするのは大変」「二重整形をしてみたいけど、高いお金はかけられない」「失敗しちゃったら、元に戻っちゃったらどうしよう」などの悩みを抱えている10代に向けたメニューだと説明しています。

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公式サイトで案内されている「Teen二重術」(画像はSBC公式サイトから)

 ネット上では高校生の美容整形を肯定的に捉える声がある一方で、電車内での広告出稿に対しては、影響されやすい10代に一重よりも二重の方が良いという偏った考えを植え付けるのではないかと批判する声や、コンプレックスにつけ込んでいるのではないかなどの声も上がっていました。

 この議論を受けた藤井さんは、「今のままで十分かわいいよ」と10代の子たちに優しく呼びかけるとともに、「こんな若い美しい女の子たちに整形をしないと美しくないと思わせるような広告やめろ」とある一定の意識を植え付けるような広告への批判をツイート。

 加えて、「整形を否定するわけじゃないよ。でも整形なしでは、二重じゃないと美しくないなんて言う必要ないだろ」「一重も一重の美しさがある。整形をしないと価値がないような脅しをしてはいけない」と広告を批判し、「整形は選択であるべきだろう」と美容整形は広告に影響されて行うものではなく自分の意思で選択すべきものだとつづりました。

 これに反応したネットユーザーからは、「一重にも二重にも、それぞれの尊さがあって、多様な美しさがあるのだから。子どもたちを洗脳しないで」「私も電車で同じ広告見て違和感を覚えました…」と共感する声が続々。

 藤井さんに賛同する意見の一方で、「コンプレックスは人それぞれだし、周りから見たら些細なことでも本人には酷いコンプレックスなこともある」「正直、本当に容姿で悩んでいる人間にとって、今のままで美しいなんて外野の言葉は大きなお世話でしかないだろう」という意見もまた寄せられていました。

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「Teen二重」の30秒CM
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