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「ハンガー・ゲーム」出演俳優、撮影中の性的暴行被害を告白 泣きながら撮った当時の写真添え「すごくつらかった」と胸中明かす(1/2 ページ)

「世のサバイバーの皆さんにたくさんの愛を」と必要ならDMを呼びかけました。

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 スーザン・コリンズの同名小説を原作とする映画「ハンガー・ゲーム」シリーズに第2作目から出演した米俳優ジェナ・マローンが、撮影中の性的暴行被害をInstagramで告白。ジェナは「ハンガー・ゲーム2」(2013年)から主人公カットニス以外のハンガー・ゲーム生き残りメンバー、ジョアンナ・メイソン役として出演しています。


当時の気持ちを切り取るように撮影(画像はジェナ・マローンのInstagramから)

 ジェナは2月28日(現地時間)に自身のInstagramを更新し、同シリーズ最終作となる「ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス」(2015年)撮影終了後、「みんなにさよならを告げたあと撮ったもの」と、フランスの田舎での1枚を投稿。「運転手に頼んでこの原っぱで降ろしてもらい、泣きながらこの瞬間を切り取った」という写真でジェナは金色に光る麦畑に立ち、悲しそうな目でこちらを見つめています。

 そして「パリでの撮影中は、ひどい別れがあったり、一緒に仕事をした人から性的暴行を受けたりとすごくつらかった」と当時起きた悲劇的な出来事を告白。しかし、同役を演じたことや撮影を通じて交流を深めた人たちには「感謝しかない」とすばらしい経験も豊富にあったとして、「さまざまな感情が渦巻き、私はそれをうまく整理することを学んでいる最中です」とその複雑な内面に触れています。

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 被害を受けてからジェナは「どうやって自分に暴力をふるった人間と和解し、自分自身と折り合いをつけるか、私は修復的司法を通し懸命に励んできました」とどのように立ち向かってきたかを説明し、「この時期の鋭敏な感情を抜きに『ハンガー・ゲーム』やジョアンナ・メイソン役について語ることは難しいのですが、しかしそれを通過し、私が感じた喜びや達成感を取り戻す準備はできています」とその努力が徐々に実を結びつつあることを伝えています。


共演者のナタリー・ドーマー、ジェニファー・ローレンスとはとても良い友情を築いたとのこと(画像はジェナ・マローンのInstagramから)

 ジェナはまた、「世のサバイバーの皆さんにたくさんの愛を」と自身と同じような被害に苦しむ人々へ語り掛け、「このプロセスはとてもゆっくりで、簡単ではありません」と焦らず進んでいくことを助言。そして自分は「話したい人、発散させたい人、内面のコミュニケーションできない領域を開きたい人のためにここへいる」とし、安心して話せる場所であるとして、必要なら自身にDMを送るよう呼びかけました。

 この投稿へは、同シリーズでカットニスの妹プリムローズを演じた米俳優ウィロー・シールズが「この投稿には言葉を失いました。ジェナ、ゆっくりでもいいから前に進んで、元気でいてね」とジェナに寄り添い声を掛けました。

 さらに「私もサバイバーです。あなたに愛と感謝を」「私も被害者です。暴行を受けたときのことを思い出すのがどれだけつらいことかわかります」「『私はフェアではない戦いに参加し、勝てなかった。そんな戦いに負けることは恥ではない』という言葉が私を助けてくれました。孤独に感じられる戦いだけど、決して孤独ではありません」など、ジェナと同じような経験をしたという人たちからも複雑な内面に共感を示す多くのコメントが寄せられています。

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