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黒田隼之介さん急逝の「sumika」、3人連名で追悼「心が拒否する」「何が起こるかわからない」(1/2 ページ)

ミニアルバムは予定通りリリースされるとのこと。

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 ロックバンド「sumika」の公式サイトが3月7日に更新され、2月23日に急逝したギタリストの黒田隼之介さんを追悼するメッセージが、片岡健太さん・荒井智之さん・小川貴之さんの連名で発表されました。


ライブでの「sumika」の4人(画像は「sumika」Instagramから)

 メンバーの3人は、公式サイトを通じ「想像すらしなかった現実を受け止められず、頭では理解しようとしているのに心が拒否する、何にも感情が振れない日々を過ごすことしかできませんでした。人生何が起こるかわからない。心の底からそんなことを思いました」と回顧し、「まだ受け止めきれないけど、ずっと愛しているよ隼ちゃん。出会ってくれて、一緒にバンドを組んでくれて本当にありがとう」と黒田さんへの感謝をつづりました。

 合わせて、黒田さんの葬儀が執り行われたことも公式サイトで報告。「誠に勝手ではございますが、ご弔問、ご供花等はご遠慮くださいますようお願い申し上げます」としたうえで「ここに生前のご厚情に深謝しますとともに、これからもsumikaを温かく見守っていただけますよう、お願い申し上げます」とアナウンスされています。

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 今後のライブについては、3月に大阪・東京・神奈川で開催予定だった「sumika[camp session]『Sugar Salt Pepper Green』Release Party at Billboard Live」は中止となるほか、4月に岡山で開催される音楽フェス「EIGHT BALL FESTIVAL 2023」は出演をキャンセル。3日限定で4月に上演予定だったドキュメンタリー映画「『sumika』~10th Anniversary THE MOVIE~」は公開を見合わせるとしています。

 また、3月15日発売のミニアルバム「sumika[camp session] 『Sugar Salt Pepper Green』」は予定通りリリースされるとのことです。

 sumikaは2022年9月から全国ツアー「Ten to Ten」を開催。2023年2月19日には愛知県名古屋市の「日本ガイシホール」で公演し、ツアー完走を報告したばかりでした。

 ファンからは「メンバーからの言葉を受け取りました。私達も同じで、どうしたって泣けるし、ふと思い出してはまた泣けます」「メンバーからの愛のこもったコメントにまた涙が」といった黒田さんの死を悼む声や、「こんなに早くお知らせをくれてありがとう」「大変な中ご連絡いただきありがとうございます」とつらい中でもメンバーがコメントを発表してくれたことに感謝する声などが寄せられています。

「sumika」片岡健太さん、荒井智之さん、小川貴之さんによるコメント全文

突然のことで驚かせてしまってごめんなさい。

想像すらしなかった現実を受け止められず、頭では理解しようとしているのに心が拒否する、何にも感情が振れない日々を過ごすことしかできませんでした。

人生何が起こるかわからない。心の底からそんなことを思いました。

それでも、少しずつですが感情一つ一つを整理しながら今ある現実というものを受け止めることができるようになってきた気がします。

昔、隼ちゃんが言った「sumikaというのは、そこにいる人ではなくそこに宿る意思」という言葉を何度も何度も思い出しました。

笑顔と優しさとギターと、時折垣間見える誰よりも強い意志でずっとバンドを守ってくれていた隼ちゃん。隼ちゃんからもらったもの、過ごした時間、全ての思い出。全部持って、前に進んでいきたいと思いました。どんな進み方になるかわからないし、どのくらい時間がかかるかわからないけど、それでもまたsumikaとして歩いていきたいと思いました。

歩いていく過程で、様々な場面でまた思い出すだろうし寂しくなるだろうし涙も出るだろうけど、そうやって少しずつ向き合っていきたいと思います。

それぞれがそれぞれのペースで向き合って、そしてまた元気な姿で再会できることを願っています。その時は一緒にたくさん泣いてたくさん笑いましょう。

まだ受け止めきれないけど、ずっと愛しているよ隼ちゃん。

出会ってくれて、一緒にバンドを組んでくれて本当にありがとう。

sumika

片岡健太 荒井智之 小川貴之

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