ニュース

「五月雨式に申し訳ございません」 大量に届く注文メールに思わず飛び出た“風流な心の叫び”が秀逸だった(1/2 ページ)

芭蕉の偉大さを感じる。

advertisement

 お仕事には、本当に「楽しい!」と思える場面も「たの……しい……」とでも思わないとやっていけない場面もよくあるもの。そんな世の中の“あるある”をご紹介する企画「お仕事楽しい」。今回は五月雨(さみだ)れを集めれば最上(もがみ)川? というお話です。

(イラスト:かるーめ

さみだれをあつめてはやし……って、芭蕉だっけ?

同じ客から朝からずっとバラバラ来る注文メール全部に「五月雨式に申し訳ございません」ってついててこんだけ集まったらもう最上川だろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

(さっさんのツイートより)

 さっ(@Sa_ssan)さんのお話。その日は同じお客さんが、何度も注文メールを送って来てへきえきとしていたそうです。特にその全てに「五月雨式に申し訳ございません」と書かれていたため、思わず「これだけ五月雨が集まったらもう最上川だろうが!!」と心の叫びを投稿したのでした。

 「五月雨をあつめて早し最上川」は、江戸時代前期の俳人・松尾芭蕉の作品で、紀行文『おくのほそ道』におさめられている一句です。芭蕉の作品の中でも特に知られているものの1つで、「古池や~」「夏草や~」などと併せて、教科書や文学作品などで触れたことがある人も多いのではないでしょうか。

advertisement

 このツイートには「五月雨も 集まりゃ最早 最上川」「『五月雨式に申し訳ございません』というビジネスメール独特の表現を理解した上で、これだけのいいねやRTの数の人の間で、芭蕉の句が共有できていることが、すげぇなぁと思います」「最上川だろうが、とかいう一生に1度しか聞けなそうな怒号」など、五月雨からのつなげ方への秀逸さに感心する声が寄せられています。

記事:たけしな竜美(@t23_tksn

人気の【お仕事楽しい】

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  6. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. 「セッ…ックス知育玩具」 省略する位置がとんでもないオモチャの名前にネットがざわつく